営業組織の現状分析
2021-10-14 10:00:10
営業組織改善への意識調査結果と今後の展望を分析
2021年度営業組織に関する意識調査
2021年度に実施された営業組織に関する意識調査では、全国の22名のビジネスパーソンが対象となり、さまざまな課題と対応施策が浮き彫りになりました。この調査の結果から、営業組織の強化に向けた動きや、そのためのツール導入の状況が確認されました。
調査概要
本調査は2021年9月6日から7日までの期間に、インターネットを通じて行われました。調査対象は新規法人営業を1年以上担当している20代から50代の男女220名。主に以下の3つの内容についての結果が報告されています。
1. 所属するチームにおける課題
2. SFA/CRMツールの導入状況
3. セールス・イネーブルメントに関する認識
現場任せの教育問題
調査では、約7割のセールスパーソンが現場・担当者任せの教育方法に問題を感じていることが判明しました。特に営業スキルのばらつきやパフォーマンスの差が多くの従業員にとっての課題です。社員のスキル向上には、「中途採用の強化」や「OJT研修の導入」が重要視されています。
SFA/CRMツールの導入状況
さらに、調査結果では42.7%のセールスパーソンがSFAまたはCRMツールを導入していることが明らかに。これらのツールによって顧客や案件の管理が可視化される一方で、「入力が面倒」や「活用しきれていない」といった課題も浮かび上がっています。
セールス・イネーブルメントの必要性
セールス・イネーブルメントという概念については、約50%の調査対象者が認知しており、71%以上が自社に必要だと考えています。これは営業活動を継続的に改善するために欠かせないフレームワークとして、今後さらに注目されることでしょう。72.6%の人々がこのトピックについて深く理解したいと考えており、今後の施策にも期待が寄せられています。
まとめと今後の展望
営業組織の課題解決において採用に依存しない仕組み作りが求められる中、セールス・イネーブルメントがキーワードとなりつつあります。労働人口の減少が続く中、継続的な組織成長のためにはこの分野に対する取り組みが必要不可欠です。今後も、企業は教育の質を向上させ、営業力の強化に向けた施策を追求していくことが期待されます。
会社情報
- 会社名
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株式会社ブレーンバディ
- 住所
- 東京都港区三田3-13-16 三田43MTビル 10階
- 電話番号
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