島根県職員・警察官採用試験が進化
令和7年度から、島根県の職員及び警察官の採用試験が大きく変更され、より多くの方々が受験しやすくなる見込みです。今回の改正は、受験環境の改善に加え、世代を問わず多様な人材の採用を目指しています。具体的には、大学卒業程度の試験が新たな試験方式に基づいて実施されることが発表されました。
大学卒業程度試験の変更点
まず、行われる試験の中で、行政職や技術職に対する『SPI3』(適性検査)について、受験方式がテストセンター方式に変更されます。これにより、全国の主要都市やオンラインでの受験が可能になり、受験者は自分の都合に合わせて日程を調整できるようになりました。
さらに、建築職の試験では、第2次試験の「建築設計製図」と呼ばれる実技試験が廃止され、代わりに記述式の専門試験が導入されます。これにより、受験者はより専門知識やスキルを発揮しやすくなると言えるでしょう。
社会人向け新制度の導入
また、新たに『社会人キャリア採用試験』が設けられ、この試験は30歳から54歳までの社会人を対象としています。この中では、SPI3による第1次試験の他、自分のアピールをするための『自己アピールシート試験』や、面接試験が実施される予定です。これは、今まであった経験者採用試験及び島根創生推進枠採用選考試験の廃止に伴う新制度で、より幅広い企業でのキャリアなどを持つ人々を受け入れる流れを作っています。
警察官採用試験の改定
警察官の採用試験についても改革が行われます。大学卒業者を対象とした『警察官A試験』では、新たに大阪での試験会場が加わり、松江や浜田と合わせた3会場で受験が可能になります。また、警察官B試験においてもSPI3がテストセンター方式に変更され、受験者の利便性が向上します。
受験日程と申込方法
令和7年度の職員並びに警察官採用試験の具体的な日程や変更点については、島根県人事委員会のホームページで案内されます。興味のある方は是非、最新の受験情報をチェックし、自身に合った受験方法を選択してください。
これらの変更により、より多くの方が島根県職員や警察官としての道を歩むチャンスが広がっています。自分のスキルや経験を活かして、ぜひ新しい挑戦をしてみてはいかがでしょうか。