デジタル時代の新たな収益源、「Mintice」の誕生
近年、デジタルグッズの需要が急増する中、クリエイターやイベンターがその独自のコンテンツを展開するための新たなプラットフォーム「Mintice」が登場します。このプラットフォームは、期間限定で販売されるデジタルコレクション「Mint」をファンに届けるために設計されています。Minticeは、クリエイターやイベンターのイベントや特別な日を記念した商品を提供することで、ファン同士のつながりや盛り上げを図ります。
Minticeの魅力の一つは、クリエイターが自分のMintのデザインや価格、購入者特典を自由に設定できることです。ファンは購入したMintをアプリ内の仮想ボックスに飾り、個々に楽しむことができるほか、SNSを通じて他のファンとも交流できます。これにより、クリエイターやイベンターは事前に在庫を準備する必要がなく、売れ残りのリスクを減らすことができます。
さらに、Minticeはブロックチェーン技術を駆使して「SoulBound Tokens(SBTs)」を活用しています。これにより、購入者の所有証明が可能となり、限定販売や転売のリスクを回避できます。これまでは実物の商品を通じてしか体験できなかった特別感が、デジタルの世界で実現します。
資金調達の目的
最近、Minticeを運営するwizOnChainは資金調達を実施しました。この資金は、Minticeの開発に向けたものであり、今後様々なスポンサーシップやクリエイターへの依頼を通じて、エンタメ・クリエイティブ産業の発展を促進することを目指しています。
wizOnChain代表の金下裕平氏は、デジタル技術が人々にクリエイティブな活躍の場を提供できる可能性について強調しています。「今の時代において、自分自身の感動や体験をデジタル上で共有し、他者とつながることは非常に重要です」と語る金下氏。彼は、Minticeを通じて、より多くの人が自身の思い出や情熱をデジタルに記録し、楽しむ未来を描いています。
クリエイター支援の具体策
Minticeは現在、10月下旬のサービス開始に向けて協力クリエイターの事前登録を行っています。事前登録したクリエイターには、Mintの作成をサポートするサービスも提供されるとのことです。具体的な支援内容には、楽曲のミキシングやイラスト制作の補助が含まれます。これにより、クリエイターは自らのコンテンツをより簡単に、効果的に提供できます。
未来への展望
「Mintice」は、単なるデジタルグッズの販売プラットフォームにとどまらず、ファンとクリエイターが新たな形でつながることができる場を提供します。また、SBTsを取り入れることでコンテンツの所有や価値を明確にし、デジタル時代における新しいエコシステムを構築することを目指しています。
wizOnChainは、デジタルコンテンツが持つ唯一無二の価値を証明し、参加者全員に満足してもらえるようなプラットフォームとしての成長を期待しています。これからのMinticeの展開に注目が集まります。
会社概要
- - 会社名: wizOnChain株式会社
- - 代表者: 金下 裕平
- - 所在地: 東京都港区六本木
- - 設立: 2023年4月18日
- - 事業内容: SBTプラットフォーム「Mintice」の企画・運営
- - コーポレートサイト: wizOnChain