7000人が参加した交通安全オンライン授業
朝日学生新聞社は、こくみん共済 coop と協力し、6月25日に小学生を対象とした「交通安全オンライン授業」を開催しました。参加したのは、全国から集まった約7100人の小学生です。この授業は、特に小学1年生から4年生を主な対象にしており、午前と午後に分かれて計2回に渡って行われました。
交通事故に関する現状
小学生が7歳になると、行動範囲が広がり、交通事故に遭いやすくなることがデータから明らかになっています。特に、子供たちの目線が大人に比べて低いため、周囲の状況を正しく認識できないことや、注意力が未熟であることが事故の原因となっています。このような現状を踏まえ、こくみん共済 coopでは「7才の交通安全プロジェクト」に取り組み、子どもたちを交通事故から守るための教育を行っています。
授業の内容
今回の授業では、交通安全に関連する知識をクイズ形式で楽しく学ぶことができるように設計されています。10種のクイズは、初級から超上級までのレベル分けがされており、参加者はそれぞれの難易度に挑戦しました。
例えば、大人と子どもで視界を比較する問題では、実際の視界を示す画像を元に、両者の見え方の違いを学びました。授業の最後では、出題されたクイズを復習することで、交通安全に対する理解を深める工夫がされています。
講師には、教育の現場で豊富な経験を持つ沼田晶弘教諭が参加し、専門的な視点からの解説が加わりました。彼は、教育関連のイベント企画や企業向けの講演も精力的に行う一方、著書も多数持ち、教育界で多面的に活躍しています。
アンケート調査の結果
今回の授業に対する反応を確認するため、参加した学校を対象にアンケートを実施しました。75校中38校が回答し、約90%の教員が「児童が楽しそうだった」と回答。さらに、授業内容が「とてもわかりやすかった」とする教員も約70%に上りました。全体として、約9割の教員が授業が子どもたちの交通安全に役立ったと評価しました。
参加した教諭たちからは、クイズ形式の授業に対する好評が寄せられました。「参加型であったため、児童たちが集中して授業に臨むことができた」「7歳という年齢の特性を理解するうえで内容がとても意義深かった」といった声がありました。
今後の展望
朝日学生新聞社は、子どもたちにとって有益な教育を提供する様々なオンライン授業や教材の開発に引き続き努めていくことを約束しています。
こくみん共済 coopの取り組み
こくみん共済 coopは、皆で助け合う社会の実現を目指す団体で、1957年に設立されました。「共済」とは、困難な時に助け合う仕組みのことを指し、現在は少子高齢化や災害に対しても柔軟に対応しています。詳細情報は
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朝日学生新聞社について
朝日学生新聞社は、1967年に設立され、その後小学生や中高生向けの新聞を発行しています。教育に特化したコンテンツを通じて、次世代を支える活動を行っています。詳しくは
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