断熱リフォームの実態と効果、体験者が語る満足度とは
株式会社MEMOCOは、ゼロリノベとの協力のもと、断熱リフォームを経験した105人を対象に満足度調査を実施しました。この調査は2024年12月25日から2025年3月3日にかけて行われ、男女比はほぼ均等で、年代層は20代から60代以上まで広範囲にわたります。
調査の基本データ
調査参加者の年代は、以下のように分布しています。
- - 20代:約16%
- - 30代:約21%
- - 40代:約30%
- - 50代:約25%
- - 60代以上:約8%
回答者の性別については、男性と女性がそれぞれ約半数ずつを占めています。断熱リフォームの実施時期については、約44%が2〜3年前に行い、78%が直近5年内にリフォームを実施していることが分かりました。
断熱リフォームを行った理由
多くの人が断熱リフォームを選んだ理由は、住環境の快適性を求めるものでした。以下は代表的なコメントです。
- - 「夏は涼しく、冬は暖かくしたかった。」(男性、30代)
- - 「節電を考えて、真冬の氷点下時にも快適に過ごせるように。」(女性、30代)
- - 「屋根裏部屋の温度が高く、改善が必要だった。」(男性、50代)
これらからも分かるように、夏の暑さや冬の寒さに対する不満が大きな要因となっています。光熱費の負担感や、気密性の低さを背景にしてリフォームを決意する場合が多いようです。
具体的なリフォーム内容
実際のリフォーム内容については、以下のような手法が多く選ばれています。
- - 二重窓への変更(女性、30代)
- - ペアガラスの導入(男性、40代)
- - 断熱材の追加(女性、40代)
これらの中でも、二重窓や断熱材の導入が特に多く見受けられました。
満足度の分析
リフォーム後の満足度は、以下のように分かれます。
- - 満足:約49%
- - どちらかというと満足:約49%
- - どちらかというと不満:約2%
満足している理由には、「夏は涼しく冬は暖かくなった」といった声が多数寄せられています。また、光熱費の削減や、家での快適な過ごしやすさを満足点に挙げる人も多いです。
逆に不満の理由には、コストをもう少しかけるべきだったとの意見が見られました。どちらかというと満足のグループでは、以前の結露やカビ問題の改善を挙げる声が顕著でした。
補助金の利用状況
リフォームを行う際に補助金を利用したかどうかも調査しました。約27%が補助金を利用したと回答し、73%は利用していないとの結果が出ました。
まとめ
断熱リフォームの実施背景には快適性を求める声が多数見られ、具体的な工程としては二重窓や断熱材の導入が主流です。満足度は高く、特に光熱費の削減に寄与している点が多くの人々に評価されています。また、築年数の古い物件は特にリフォームの効果を実感しやすいようです。補助金制度を利用しながらのリフォーム検討もおすすめです。