自販機リサイクルシステム
2025-11-07 11:50:59

東洋インキが協同制作・東洋紡と共に自販機のリサイクルシステム確立

東洋インキ、協同制作、東洋紡の共同の取り組み



2023年、東洋インキ株式会社は株式会社協同制作、及び東洋紡株式会社と手を組み、自動販売機向け商品見本シートのリサイクルシステム「水平リサイクル」を導入しました。この取り組みでは、印刷インキを基材から分離し、再利用を可能にする技術が鍵となります。

プラスチック印刷の課題



プラスチックに施された印刷は、製品情報の表示やデザインの向上において重要な役割を果たしています。しかし、印刷インキが基材に強く結びついているため、従来のリサイクルプロセスではこれを分離することが難しく、資源の再利用を妨げていました。

そこで、東洋インキは独自の脱墨技術を開発。これは、プラスチックに印刷されたUVインキを効果的に除去する技術であり、これにより商品見本シートが再生可能になります。進化した技術は、協同制作の広範なネットワークを通じて、自動販売機用の商品見本シートリサイクルの新しい道を拓きました。

新しいリサイクルスキームの確立



新たに確立した「水平リサイクル」スキームでは、回収された商品見本シートからインキを除去し、その後再フィルム化するプロセスが加わります。東洋インキの脱墨技術によってインキが除去された後、東洋紡の高技術な製膜技術を用いて再フィルム化されます。このフィルムは再び協同制作により商品見本シートとして使われます。

すでにこの取り組みは実証試験に移行しており、実際の現場でも運用可能なシステムへの進捗が見られます。

サステナブルマテリアル展での展示



この「水平リサイクル」スキームは、2025年11月に幕張メッセで行われる「サステナブルマテリアル展」にて、東洋インキおよび東洋紡のブースで紹介される予定です。環境に優しい商品見本シートがどのように実現されるのか、来場者に直接見てもらう貴重な機会となります。

展示会の詳細


  • - 会期: 2025年11月12日(水)~14日(金)
  • - 会場: 幕張メッセ(千葉県千葉市)
  • - ブース番号: 4ホール23-52
  • - 主催: RX Japan株式会社

企業の理念と今後の展望



東洋インキは、1896年に設立されて以来、印刷インキの領域でリーディングカンパニーとしての地位を確立してきました。水性、無溶剤、バイオマスといったさまざまな種類の環境に配慮した製品を展開しています。将来に向けて、持続可能な資源循環を支えるため、さらなるイノベーションに挑み続ける姿勢を示しています。

このような取り組みを通じて、東洋インキは循環型社会の実現に貢献し、持続可能な未来の実現を目指します。詳細は公式ウェブサイトで確認できます。

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会社情報

会社名
artience株式会社
住所
東京都中央区京橋2-2-1
電話番号
03-3272-5731

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