システムアイの挑戦
2024-09-02 13:48:26

システムアイ、定年を70歳に引き上げて多様性を実現

システムアイが定年年齢を引き上げる理由



神奈川県横浜市に本社を構える株式会社システムアイは、2024年9月より定年年齢を65歳から70歳に引き上げることを発表しました。この決定は、企業の持続可能性の確保や多様性の実現を目指すものであり、IT業界が直面する人材不足の解消を図るものです。

IT業界の深刻な人手不足



2025年を控え、IT業界全体は深刻な人手不足に悩まされています。経済産業省の調査によると、2030年には最大約80万人のIT人材が不足すると予測され、求人倍率も10倍を超える状況が続いています。このような背景の中で、システムアイのように重視されるのがシニア人材の活用です。

シニア層の採用を促進



システムアイでは、2020年からシニア層の採用を強化しており、これまでの4年間で40名以上を新たに迎え入れました。現在の最高齢社員は63歳で、彼らは成功したプロジェクトを通じて会社に貢献しています。他の社員からは「新しい視点をチームにもたらしてくれる」との高い評価が寄せられています。

社内活動はシニアが活躍する場



シニア社員は社内イベントや勉強会にも積極的に参加しており、自身の経験を若手社員と共有する姿が見受けられます。特に、社内サークル活動では若手社員との交流を深め、会社の雰囲気を良くする重要な役割を果たしています。シニアの知識と経験は、若手社員への教育やサポートとしても非常に価値があるのです。

社長のメッセージ



システムアイの代表取締役社長、葛川敬祐氏は「シニア社員の皆様がこれまで素晴らしい成果を上げ、多くの後進を育成してきたことがこの決定を後押ししました。彼らの経験が会社全体の強みであると考えています」とコメントしています。

企業としては、高齢化社会に適応するためにも、社員が年齢にかかわらず能力を活かし続けられる環境を整えることが急務です。システムアイは70歳までの勤務が可能な制度を導入することで、シニア社員が若手の成長を助けることができるよう期待しています。

今後の展望



システムアイが目指すのは、社員が安心して生涯にわたって働ける企業の実現です。そのために、今後も全力を尽くす姿勢を崩さずに進んでいくことが宣言されています。システムアイの取り組みは、IT業界のみならず、他の業界でも参考になるモデルと言えるでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社システムアイ
住所
神奈川県横浜市西区みなとみらいランドマークタワー14階
電話番号

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