終活アライアンス始動
2024-09-24 20:03:12

全国初、終活アライアンスが松山から始動し地域支援を強化

2023年10月1日、愛媛県松山市にて「終活アライアンス」の発足が発表されました。この取り組みは、社会福祉法人聖隷福祉事業団が運営する介護付き有料老人ホーム「松山エデンの園」、一般社団法人終活サポート協会、終活ライフサポートえひめ、株式会社マルク、日本赤十字社愛媛県支部、松山ベテル病院など、地域に根ざした複数の団体が連携して行われるものです。

「終活」という言葉が指し示すのは、自分の人生をより良く生きるための準備や、最期を迎える備えのことを指します。しかし、多くの人がこの終活について不安を感じているのが現実です。そこで、これらの団体はそれぞれが持つ専門知識を結集し、地域住民が安心できる情報提供の場を確保する目的で「終活アライアンス」を設立しました。

これは、各団体の行ってきた個別の取り組みを一つのネットワークとして結びつけ、活動をさらに充実させるための意図があります。ほかの地域団体も徐々に参加することで、このネットワークが広がり、さらに多くの方々が終活に取り組むきっかけとなることが期待されています。

この「終活アライアンス」は、今後も地域での終活を活性化させ、深刻化する「8050問題」にも取り組む方針です。この問題は、親世代と子世代がともにサポートし合う必要がある状況を示しています。各団体が持つ専門性を活かし、支援を受けることができれば、地域の住民が抱えるさまざまな悩みへの対応が期待されます。

また、10月1日を「終活を考える日」と定め、全国各地の団体と連携して、終活に対する理解促進を図ることを目指しています。これは、終活を始めるための良いきっかけとなり、多くの人々に情報が届くことを目的とした取り組みです。この日にちなんで、10月の「じゅうがつ」を「しゅうかつ」と語呂合わせにしている点もユニークです。

今後の具体的なセミナーやイベントも目白押しです。10月1日には「終活セミナー2024in秋」を開催します。このセミナーでは、松山エデンの園のACP(アドバンス・ケア・プランニング)への取り組みの説明や、僧侶・公認心理師の佐々木慈瞳さんによる講演が行われます。参加費は無料ですが、事前予約が必要です。

さらに、10月14日には「第7回 終活フェスタinえひめ」を、松山市内のコミュニティセンターで開催し、地域の終活への興味を深めるイベントを実施します。

また、10月19日には一般社団法人終活サポート協会の10周年を記念する会も予定されており、オープンな講演会として実施されます。これらのイベントを通じて、住民の終活に対する理解を深め、しっかりとした準備を行う手助けをすることが狙いです。

「終活アライアンス」は、愛媛県という地域からスタートして、日本中にその輪が広がることが期待されます。終活の重要性が認識される中、地域住民が手を取り合い、自分らしい人生の最期を迎えるための一歩を踏み出せるように、関わる全ての団体が力を合わせていくことでしょう。


画像1

画像2

画像3

画像4

会社情報

会社名
社会福祉法人 聖隷福祉事業団
住所
静岡県浜松市中央区元城町218-26聖隷ビル
電話番号
053-413-3300

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。