さくらホームグループが受賞した全国中小企業クラウド実践大賞
近年、デジタルトランスフォーメーション(DX)が企業の経営戦略として重要視されています。特にITやクラウドサービスの導入は、生産性向上に大きく寄与することが期待されます。そんな中、さくらホームグループが「全国中小企業クラウド実践大賞」にて栄誉ある「総務省 北陸総合通信局長賞」を受賞しました。これは、彼らが取り組んできたIT活用の成果が対外的に認められた結果であり、特に不動産・建築業界においては先駆的な事例となっています。
IT後進からの脱却
さくらホームグループは、創業以来の理念としてITの導入を重視し、グループウェアやRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)などを積極的に取り入れてきました。約150人という比較的小規模な組織ながら、彼らは自動化や可視化、標準化という視点からDXに取り組み、実質的な成果を上げています。このような取り組みは中小企業では珍しく、業界内でも注目されています。
受賞の背景には、彼らが従業員の業務効率を最大化するために努力し、特化したシステムの運用を通じた生産性の向上がありました。さくらホームグループのビジネスソリューション事業部は、2020年以来、社内でのシステムのノウハウを活かし、他の中小企業へのDX支援事業を展開しています。これまでに提供したカスタムアプリやRPA、BIツールはなんと100件以上に及び、その数は年々増え続けています。
無料WEBセミナーの開催
彼らは、DXの導入事例や成功のポイントを多くの企業に届けるため、無料ワークショップを定期的に開催しています。自動化、可視化、マネジメントに関するセミナーは、それぞれの業務に特化した内容となっており、参加者は具体的な成功事例を学ぶことができます。
DX予約システム「apotta」の提供
また、さくらホームグループは、ビジネス効率化を追求したDX予約システム「apotta(アポッタ)」も開発しました。このシステムはカレンダー予約、アンケート送付、電子ギフト送付、リモート予約など、予約業務に必要な機能をオールインワンで提供しています。
全国中小企業クラウド実践大賞について
全国中小企業クラウド実践大賞は、企業がクラウドサービスをどのように活用し、収益性や経営効率の向上を実現しているかを評価する大会です。クラウド活用に取り組む企業が、直面した課題とその解決策をオンラインで発表します。地方大会で選ばれた優れた事例が全国大会に進出し、そこでさらに優れた取り組みが表彰されます。
さくらホームグループのビジョン
北陸3県で「暮らし」の総合的なサービスを提供するさくらホームグループは、創業当初からグループウェアを駆使してDXを進めてきました。その結果、彼らは不動産売買の件数で北陸トップクラスを誇り、石川県内では8年間連続での住宅着工棟数ナンバーワンを達成しています。このような成功を背景に、今後もさくらホームグループは中小企業のDX支援を続け、さらなる成長を目指していきます。