株式会社DONUTSは、視力検査機器や眼科医療機器の開発・製造を手掛ける株式会社ニデックとの間で、電子カルテ分野における協業を開始すると発表しました。この協業により、DONUTSが提供するクラウド型電子カルテ「CLIUS」は、ニデックが培ってきた診療所向け電子カルテシステム「NAVIS-CL」のノウハウを導入し、眼科領域に特化した機能開発を強化していきます。
具体的には、眼科診療に必要な電子カルテ機能の共同開発、ニデックの医療情報システム「NAVIS-AZU」との連携などを目指します。さらに、両社の販売促進体制を強化することで、より多くの医療機関への導入を目指し、日本の医療現場全体の効率化と質の向上に貢献していく予定です。
ニデックは、光学技術と電子技術を基に、医療分野、眼鏡店向け機器分野、コーティング分野など幅広い事業を展開するグローバル企業です。開発から製造、販売、アフターサービスまで一貫して行い、製品は約100カ国に輸出されています。眼科医療機器・眼鏡機器のリーディングカンパニーとして、世界中の人々の健康な生活を支えています。
一方、DONUTSは「PRODUCT FIRST」という理念のもと、クラウド型電子カルテ「CLIUS」を開発・提供しています。「CLIUS」は、医師にとって効率的なカルテ入力作業を実現し、患者様との時間をより充実させることを目指したサービスです。直感的な操作性と、自動学習機能やレセプト分析サポートによって、クリニックの業務効率化を支援します。さらに、他医療機関や周辺システムとの連携にも力を入れており、医療現場全体の連携を促進しています。
今回の協業は、両社の強みを活かしたシナジー効果を生み出し、日本の医療現場に革新をもたらすものとして期待されています。眼科領域における電子カルテの進化と、医療現場のさらなる効率化、そして患者様へのより良い医療サービスの提供に貢献していくことが期待されます。