三井住友DSアセットマネジメントのPRI評価結果を詳報
三井住友DSアセットマネジメント株式会社が発表した最新の責任投資原則(PRI)の年次評価結果は、同社のESG運用に対する強い取り組みを実証しています。2024年の評価においては、12の評価項目のうち8項目で最高評価となる「5つ星」を獲得しました。この成果は、同社がESG(環境・社会・企業統治)を核心に据えた運用戦略を展開していることを示しています。
PRI評価の重要性
PRI評価は、投資家がESGに対する取り組みの質とその網羅性を測る上で不可欠な基準とされています。三井住友DSアセットマネジメントは、全体方針となる「ポリシー・ガバナンス・戦略」に加え、インハウスで運用する上場株式や債券、さらに外部委託運用においてもその評価を高めました。
特に、外部委託の評価は以前と比べて向上しており、これは外部の運用会社との契約やモニタリング時に責任投資の観点をより強く意識した結果だと考えられます。
ESG投資の実践
三井住友DSアセットマネジメントは、2010年からPRIに署名し、積極的にESG投資の実効性向上に取り組んでいます。非財務情報を多面的に活用することで、質の高い投資リターンの提供を目指しています。また、気候変動や環境保全、人権、さらには高齢化社会における社会課題の解決に向けた取組みも強化していく方針です。
同社の代表取締役社長 兼 CEOの猿田隆氏は、「サステナブルな社会の実現に向けて、私たちの役割は非常に重要だ」と述べています。機関投資家としての社会的責任を意識し、責任投資活動に継続して取り組むことで、より多くの投資家から選ばれる運用会社を目指しています。
今後の展望
PRI評価は、企業の価値を測る重要な指標であり、三井住友DSアセットマネジメントは、引き続きESGの領域での活動を推進していくとのことです。今後もスチュワードシップ活動や ESG活動により多くの力を注ぎ、持続可能な成長と社会貢献を両立させる企業を目指します。
このような取り組みは、投資家だけでなく、社会全体にとっても大きな意味を持ちます。今後の活動に注目が集まる中、三井住友DSアセットマネジメントの責任投資に関する取り組みは今後の投資の重要な基準となるでしょう。