2024年働き方・キャリア調査
2024-07-18 14:07:12

管理職のストレスから副業の活用まで!マイナビが明らかにする2024年の働き方とキャリアの現状

株式会社マイナビが発表した「マイナビ ライフキャリア実態調査2024年(働き方・キャリア編)」は、全国15歳以上の14,000人を対象に、現在のキャリアと生活の実態や変化を調査したものです。この調査では、管理職のストレス、昇進意欲、副業の現状、生成AIの活用など、現代の働き方を多角的に分析しています。

管理職のストレスと昇進意欲の低下



調査結果によると、仕事上で最もストレスを感じているのは「課長級」で、職場の人間関係の満足度や意見の受け入れられやすさにおいて、部長級と比べて10ポイント以上の差が見られました。課長級は部長級と同様に労働時間が長く多忙な一方で、職場内での発言力の低さや人間関係の満足度の低さがストレスに繋がっている可能性が示唆されています。

また、正社員で現在役職がない人に対して今後の昇進意欲を調査した結果、男女ともに年代が上がるほど意欲が低下し、男性40代・女性30代では「昇進したくない」が「昇進したい」を上回りました。昇進を望まない理由としては、「責任が重くなるため」、「自分には向いていないため」、「メリットが感じられないため」などが挙げられ、責任や負担に対する不安や、昇進によるメリットを感じられないといったネガティブなイメージが強いことが明らかになりました。

副業の増加と生成AIの活用



副業を行ったことがある人の本職と副業の職種・業種の組み合わせをみると、「職種・業種ともに異なる」人が最も多く、副業を通して新たな人脈やスキルを獲得している人が多いことがわかりました。特に、本職とは異なる業種・職種で副業をしている人は、本業とは別のスキルを身に着けることができたり、人間関係が広がったりと、自己成長を実感している傾向が見られます。

さらに、副業を行っている人の約4割が生成AIを利用しており、生成AIを活用している人の年間の副業収入は約120万円で、活用していない人に比べて約2倍という結果が出ています。生成AIは、情報収集やアイディア出し、データ分析などの業務を効率化し、副業収入の増加に貢献していると考えられます。

働き方の多様化とキャリア形成



今回の調査では、管理職以外に、副業を通して新たな人脈やスキルを獲得するなど、多方向的なキャリア形成を選択する人も増えていることがわかりました。働き方の多様化が進み、従来のような管理職を目指す一方向的なキャリア形成から、副業やスキルアップなど、より多様な選択肢を持つことが重要になってきています。

今後の課題



今回の調査結果から、管理職のストレス、昇進意欲の低下、副業の増加、生成AIの活用など、現代の働き方を取り巻くさまざまな課題が浮き彫りになりました。企業は、従業員の働きやすさを向上させ、自己成長や給与向上を実現できるような環境づくりに取り組む必要があるでしょう。また、従業員は自身に合ったキャリア形成の方向性や方法を見つけることが重要になります。


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会社情報

会社名
株式会社マイナビ
住所
東京都千代田区一ツ橋1丁目一番一号パレスサイドビル
電話番号
03-6267-4155

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