MyDearestとMoguraの経営統合について
2026年1月末、エンターテインメント業界で注目を集めているMyDearest株式会社(以下「MyDearest」)と株式会社Mogura(以下「Mogura」)が経営統合を行うことが決定しました。この統合は、両社の株主総会における承認を前提にしたもので、MyDearestが存続会社となる吸収合併の形で実施されます。これにより、さらなる事業の発展を目指す姿勢が強化されることでしょう。
経営統合の目的
今回の統合によって、両社が独自に培ってきた事業基盤を統合し、より強固なものにすることを目的としています。従来のサービスやコンテンツの提供内容には変更がなく、ユーザーや取引先に対しては安定した価値を提供するという姿勢は変わりません。この戦略的な統合により、新たなビジネスの波が期待されています。
MyDearest代表 岸上健人氏のコメント
MyDearestの代表取締役である岸上健人氏は、VRゲーム事業が急成長している中で、中長期的なビジョンを見据えた経営体制を構築する必要性を強調。Moguraのメディア事業と相乗効果を生むことで、よりリッチな事業展開が可能になると信じています。特にMoguraが展開する「Mogura VR」や「XR Kaigi」といったイベント事業の独立性や中立性を維持した上での統合が重視されることがポイントです。
Mogura代表 久保田瞬氏の見解
MoguraのCEO、久保田瞬氏も今回の統合の意義を強調しています。彼は、「11年間、バーチャル領域に特化したメディアに関わってきたが、その未来を加速させる選択が今なのだ」とコメントしました。会議やコンサルティングを通じて、企業や行政機関へのバーチャル領域の貢献を続けてきた同社が、MyDearestの実行力と情熱を取り入れることで、より高い価値を提供できると確信しています。
両社のこれまでの実績
MyDearestは、オリジナルVRゲームの開発に特化したスタートアップであり、すでに『東京クロノス』『ALTDEUS: Beyond Chronos』などの人気作を生み出しています。特にQuest Storeでの評価では世界一を獲得しており、その実績は業界内外から高い注目を集めています。一方、Moguraは、VR/AR/BVRの特化メディアを運営するとともに、BtoBのコンサルティングを提供する「Mogura NEXT」を展開しており、業界全体の発展に寄与し続けています。
続く戦略とビジョン
両社の経営統合によって、新たなシナジーが生まれることが期待されます。特に、それぞれの強みを融合させることで、今後のバーチャル領域におけるコンテンツ開発やイベント運営に新たな可能性が開かれるのではないでしょうか。両社の代表は、ユーザーや取引先との関係維持を重要視しながら、さらなる事業発展を図ると意気込みを示しています。
今後、MyDearestとMoguraの動きから目が離せません。両社の共同の取り組みが、VR業界に新たな刺激をもたらすことでしょう。