保護犬猫と人が共に生きる幸せな世界を目指して—トークショーの開催について

りく・なつプロジェクトの紹介

2023年7月に始まった「りく・なつ同室避難推進プロジェクト」は、歌手の伍代夏子氏が主導する活動です。このプロジェクトは、突発的な災害時に、ペットと飼い主が同じ空間で避難することができる社会を目指しています。その目的は、ペットと一緒に避難することの重要性を広め、飼い主の意識を高めることです。

Wan Dream Garden トークショーの実施

動物愛護週間に合わせて、Annex Aoyama & Connect Gardenではイベント『Wan Dream Garden〜保護犬猫と人の幸せな暮らし方〜』が開催されています。この中で、伍代夏子氏はペット同室避難の必要性、保護犬活動についてのトークを行い、飼い主とペットが共に幸せに暮らすための知識と情報を発信しました。

伍代氏は「家族を守るためには防災を理解し、有事に備えることが重要」と話し、特に避難先でペットが受け入れられない現状を指摘しました。このプロジェクトは、飼い主が避難を想定して準備をすることを促進し、安心してペットと共に生活できる環境作りを目指しています。さらに、実際に珠洲市の被災地支援の際の経験から、飼い主が元気でないとペットも生き延びることができないという切実な想いを語りました。

伍代氏のペット災害危機管理士としての役割

伍代氏は、ペット災害危機管理士1級を取得しており、この資格を使ってペットと一緒に避難するための知識を深めています。避難所運営に関するスキルも学んでおり、有事の際にペットに優しい環境作りを支援することを目指しています。「資格取得を通じて、皆様も避難所の運営やペット保護に役立つ知識を身につけてほしい」と語ります。

保護犬猫活動への思い

保護犬猫の現状についても触れ、伍代氏は自身が出会った特別な犬の例を挙げ、ハンデを持つペットでも支援によって幸せな家庭に迎え入れられる可能性について話しました。このような経験から、支援活動を続ける意義を再認識しています。

司会の渋谷亜希氏も、保護犬の飼育経験を共有し、「愛犬家として、動物と人間が安全に共生できるように努めたい」との思いを語りました。伍代氏は、SNSや地域の団体が連携することで多くのペットが救われる事例を紹介し、保護団体への支援がどれほど重要かを強調しました。