九州畳サミットがい草文化を未来へつなぐ
2025年5月30日、熊本県八代市で第3回目となる「九州畳サミット」が開催されます。この日は「い草の日」にあたり、全国のい草文化を支える方々が集い、畳の価値と未来について語り合う貴重な機会になります。主催は株式会社イケヒコ・コーポレーションの代表取締役、猪口耕成氏が実行委員長を務める九州畳サミット実行委員会です。
なぜ今、九州畳サミットなのか?
い草や畳は日本の住宅文化に深く根ざしているものの、近年のライフスタイルの変化や輸入品の増加によって、国産い草の需要は減少傾向にあります。特に、い草を生産する農家は後継者不足や栽培面での危機も抱えています。しかし、その一方で自然素材であるい草の快適さや魅力は依然として高く評価されています。これを次世代に繋げるためには、業界を越えた意見交換が求められます。
サミットの目的とプログラム
九州畳サミットは、参加者が自由にアイデアをシェアし、新しいつながりを生む場を提供します。午後のプログラムでは、以下の講演が行われます:
- 『い草の香りがもたらす新しい市場アプローチへの可能性』 - 清水邦義氏(九州大学大学院農学研究院准教授)
- 『家業と意味のイノベーション』 - 乘冨賢蔵氏(株式会社乗富鉄工所代表取締役)
- 『イグサの未来は? 畳文化を次世代へつなぐために』 - 中山貴之氏(ナカヤマノウジョウ)
- 『畳と○○で生まれる優しい暮らし』 - 中島拓也氏・中島浩予氏(中島タタミ店)
講演の後は、参加者同士でのグループディスカッションを行い、共有したアイデアに基づいての意見交換も実施。さらに、希望者には交流会も設けられ、業種や立場を異にする方とのつながりを深める機会が提供されます。
参加方法と詳細
サミットはオンラインでも配信予定で、参加希望の方は事前申し込みが必要です。参加費はサミットのみが3,000円、サミットと交流会をセットで申込むと8,000円となります。申込締切は延長され、5月16日までです。参加定員は200名と限られていますので、興味のある方は早めの申し込みをお勧めします。
特設サイトから、お申し込みや詳細情報を入手できます。
い草文化のトピックに興味があるなら
九州のい草の魅力を再発見するこのサミットは、業界関係者だけでなく、い草や畳に興味を持つ方々も歓迎です。ぜひこの機会に新たな知識やネットワークを得て、一緒に畳文化の未来を考えましょう。
企業情報
主催の株式会社イケヒコ・コーポレーションは1886年創業で、福岡県大木町に本社を構えています。地元に根付いたい草産業の担い手として、多様なインテリア商品を開発・販売し続けています。地場産業の魅力を知り、多くの人に伝えていくことを目指しています。なお、取材を希望するメディアの方は、広報担当の阿部までお気軽にお問い合わせください。
詳しい情報は公式サイトをご覧ください。