KONSTRU2SNAP一般公開
2023-08-28 15:19:41

建築設計のDX推進!清水建設とKONSTRUが開発したデータ連携プラグイン「KONSTRU2SNAP」が一般公開

建築設計のDXを加速する画期的なデータ連携プラグイン「KONSTRU2SNAP」一般公開



清水建設株式会社が中心となり、Thornton Tomasetti社、KONSTRU社、株式会社アルゴリズムデザインラボ、株式会社構造システムとの共同開発によって生まれたデータ変換プラグイン「KONSTRU2SNAP」が、一般公開されました。このプラグインは、建築設計において広く利用されているRhinoceros/Grasshopperと、構造解析ソフトSNAP間のデータ双方向変換を可能にする画期的なツールです。

シームレスなデータ連携で設計効率を飛躍的に向上



従来、Rhinoceros/Grasshopperで作成された3Dモデルデータを構造解析ソフトSNAPに取り込む際には、多くの時間と労力を要するデータ変換作業が必要でした。設計変更が発生するたびにこの作業を繰り返す必要があり、設計プロセスのボトルネックとなっていました。「KONSTRU2SNAP」は、この問題を解決します。Rhinoceros/GrasshopperとSNAP間のシームレスなデータ連携を実現することで、設計変更への対応時間を大幅に短縮し、設計プロセスの効率化に大きく貢献します。

清水建設の社内プラットフォーム「Shimz DDE」との連携



清水建設は、社内で開発したコンピュテーショナルデザインプラットフォーム「Shimz DDE」を運用しています。「KONSTRU2SNAP」は「Shimz DDE」と連携し、同社の設計業務において、構造品質の向上と設計提案力の強化に貢献しています。この連携により、清水建設は設計プロセスのデジタル化を更に推進し、競争力の強化を図っています。

KONSTRUとSNAP:建築設計の未来を支える基盤技術



「KONSTRU2SNAP」は、モデルデータと整合性を維持するために異なるソフトウェア間での建築モデル変換を可能にする共同データ管理プラットフォーム「KONSTRU」と、任意形状立体フレームの弾塑性構造解析ソフト「SNAP」を繋ぐ役割を担っています。これらの技術は、建築設計のDX化において重要な役割を果たし、今後ますます需要が高まると予想されます。

一般公開による建築業界への波及効果



「KONSTRU2SNAP」の一般公開により、多くの建築設計事務所やエンジニアリング企業が、Rhinoceros/GrasshopperとSNAP間のスムーズなデータ連携を実現できるようになります。これにより、建築設計業務の効率化、設計品質の向上、ひいては建築業界全体のDX推進に大きく貢献すると期待されています。

開発者からのコメント



Thornton Tomasetti社とKONSTRU社は、共同開発への喜びと、日本の建設・エンジニアリング業界における設計プロセスの加速化とプロジェクト品質向上への貢献に強い意欲を示しています。

まとめ



「KONSTRU2SNAP」は、建築設計におけるデータ連携の問題を解決し、設計プロセスの効率化と品質向上に大きく貢献する画期的なツールです。その一般公開は、日本の建築業界におけるDX推進を加速させる重要な一歩となるでしょう。今後、この技術がどのように活用され、建築業界の進化に貢献していくのか注目されます。

会社情報

会社名
株式会社構造システム
住所
東京都文京区関口2-3-3目白坂STビル 6階
電話番号
03-6821-1211

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