文化財を守るためのセキュリティ強化
2023年4月5日、長野県の善光寺で発生したびんずる像の盗難事件。幸運にも防犯カメラの設置により迅速に犯人を発見することができましたが、文化庁によると2020年から2022年の間に全国で約100件もの文化財の盗難事件が発生し、その多くが未解決のまま残っています。文化財は我が国の貴重な文化を継承するものであり、地域の人々にとっての心の支えでもあります。これを守るためには、徹底した防犯対策が不可欠です。
このような背景の中、セキュリティ専門企業「セキュリティハウス」が新たな取り組みを発表しました。それは、日本全国の文化財を有する神社仏閣に対して、抽選でセキュリティ機器を無償提供するというものです。この機器は、文化財の保護に役立つものであり、地域の安心安全を促進します。
提供されるセキュリティ機器
セキュリティハウスが提供するセキュリティ機器は、以下の3点からなるセットです。:
1. 傾斜検知送信機TX-101K(1台)
2. ホルダーBH-101K(1台)
3. 卓上型受信機HC-350(1台)
この傾斜検知送信機は、対象物に取り付けられ、不正に移動させると離れた場所にある卓上型受信機がアラームを発するというシンプルかつ効果的なシステムです。無線で動作し、電池式なので施工も不要で、手軽に設置できるのが特徴です。
応募方法と対象
このセキュリティ機器の無償提供の対象となるのは、全国の文化財を有する神社仏閣です。応募は専用のホームページから行えます。応募期間は2023年8月1日から10月31日までの3ヵ月間で、多数の応募があった場合は抽選となります。
【応募はこちら】
応募用ホームページ
お問い合わせ先
セキュリティハウスに関する問い合わせや詳細情報は、以下の連絡先から受け付けています。
- - 事務局担当:近藤
- - 電話番号:075-584-5404
- - 所在地:京都市山科区東野北井ノ上町5-22 TAKE X第2東野ビル5F
- - 公式サイト:セキュリティハウス
この機会に、ぜひ自らの神社仏閣を安全に守るため、応募してみてはいかがでしょうか。文化財の保護は、地域社会全体にとっての重要なテーマです。安全で安心な街を築くために、まずは一歩踏み出そう。