宮古市の新たな試み「遠恋複業」とは
近年、働き方の選択肢が多様化する中で、岩手県宮古市では新しい働き方「遠恋複業」が注目を集めています。これは、自分が住む地域を大切にしながら、遠くの地域、特に宮古市と関わることができる複業の形態です。この試みは、在住地と離れた場所との関係を恋愛に例え、まるで遠距離恋愛をしているかのように地域と結びつくというユニークな理念のもとに行われています。
遠恋複業のメリット
遠恋複業は、自身のスキルを地域のニーズに生かしながら、移住や定住を強いることなく地域と接点を持つ方法です。首都圏に住む人たちが宮古市の企業やプロジェクトに参加することで、双方の発展に寄与できるのです。これにより、宮古市は地域の企業と新たに関わりをもつ「恋人人口」を増やすことを目指しています。
宮古市とは
宮古市は三陸海岸の魅力を最大限に活かし、豊かな漁業資源を有しています。また、観光名所である浄土ヶ浜や、最近では「宮古トラウトサーモン」や「瓶ドン」などの名物も注目されています。美しい自然環境の中で、地域の特産品や文化を楽しむことができるこの街が、遠恋複業の舞台になっています。
イベント情報
「遠恋複業課 in 宮古」の説明会は2021年10月6日に開催されます。参加費は無料で、全国の複業に興味がある方々に向けて、具体的な取組や体験談が披露されます。特に、マッチングする複業人材や宮古市の企業との相互関係を築く場として、多くの参加が期待されています。
イベントスケジュール
- - 19:20 開場
- - 19:30 開会・オリエンテーション
- - 19:50 キーノートスピーチ(竹内義晴氏)
- - 20:35 休憩
- - 20:45 トークセッション
- - 21:15 事務局よりお知らせ
- - 21:30 終了・解散
参加者の体験談
説明会では、実際に『遠恋複業』を実践している方々の話を聞くことができます。例えば、横山武司氏は、サラリーマンとして働きながら、宮古市でのプロジェクトに携わり、多様な経験を積んでいます。一方、豊間根美幸氏は、料理教室の講師から地域のキッチンやパン屋での製造スタッフとして働くなど、様々な場所での複業に挑戦しています。
まとめ
「遠恋複業」はただの働き方を超え、地域との新しい絆を生み出すものです。宮古市の企業と、熱意をもって関わる複業人材とのマッチングが進むことで、市の魅力が一層引き立ち、地域振興にもつながるでしょう。新たな交流の形を通じて、宮古市との距離を縮めてみませんか?