国際大学GLOCOM、創立35周年記念号を刊行
国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)は、今年創立35周年を迎え、その特別号として機関誌『智場 #125 情報社会研究のポリローグ―AI、ガバナンス、智の実装』を2026年7月9日に発行しました。この号では、GLOCOMが1991年以来、情報社会に関する研究をどのように進めてきたかと、未来の展望を示す内容になっています。
巻頭インタビュー
本号の特徴的な部分として、巻頭にはオードリー・タン氏へのインタビューが収録されています。「私たちこそが超知性である」と題したこのインタビューでは、AIの時代における民主主義や市民の参加、AIガバナンスの重要性について深入りした議論が展開されています。
GLOCOMの所長である松山良一氏と研究部長の渡辺智暁氏がこのインタビューを行い、オードリー氏は日本がAIガバナンスにおいて果たすべき役割についても言及しました。AI時代における社会の再設計がどのように可能かという問題について、オードリー氏が持つビジョンを知ることができます。
『智場 #125』の内容
この特別号は、情報社会、ガバナンス、および智の実装という3つのキーワードを中心に、多角的な視点から情報社会の課題と可能性を議論しています。その中には、GLOCOMの専任及び客員研究員を含む23名の執筆者による、先進的な論考が含まれています。
目次のハイライト
- - 刊行にあたって:伊藤将人と小林奈穂による序文
- - 巻頭インタビュー:オードリー・タン氏による情報社会の再設計
- - 第1部:情報社会の思想・制度・ビジョンを開く様々なテーマ
- クリティカル・デジタル・モビリティーズの紹介
- 行政における生成AI活用
- 情報の民主化についての考察
- - 第2部:GLOCOMの研究プラットフォームとしての役割
- 所属研究員による地域や性別、イノベーションなどのテーマ
この特別号を通じて、情報の民主化や社会教育とデジタル技術の関連、さらには文化人類学がいかにイノベーションを促すかといった幅広い視点が提供されています。
GLOCOMの取り組み
国際大学GLOCOMは、情報社会に関する研究を積極的に推進する機関です。1991年以来、彼らはインターネットやデジタル政策、AIなど多岐にわたる分野で、研究と実践を通じて社会に開かれた知の実装を目指してきました。また、産官学民の連携を深めることで、実際の社会における課題解決にも寄与しています。
オンラインでの閲覧や印刷版の購入も可能となっており、詳細についてはGLOCOMの公式ウェブサイトで確認できます。この機関誌が、今後の情報社会研究の発展に寄与することを期待しています。