ウポポイ:学校団体向け予約受付を拡大
北海道白老町に位置するウポポイ(民族共生象徴空間)が、学校団体の入園予約受付期間を大幅に拡充することを発表しました。この取り組みは、修学旅行を計画する旅行代理店から寄せられた要望を受けたものです。
予約対象期間の拡大
これまでのウポポイでは、予約受付の対象が単年度に限られていましたが、2025年11月下旬から開始される段階的な拡大により、最大で26カ月先の予約が可能となります。この変更により、ウポポイは学校団体の修学旅行先として選ばれやすくなることが期待されています。
スケジュールの詳細
学校団体向けの予約受付は、次のスケジュールで段階的に進められます。
- - 2025年11月下旬:2026年度入園分の受付開始
- - 2026年2月上旬:2027年度入園分の受付開始
- - 2026年4月上旬:2028年6月入園分の受付開始
- - この後、2か月ごとに予約受付対象期間を拡大していきます。
これにより、学校団体が計画的にウポポイへの訪問を検討できるようになり、アイヌ文化に対する理解を深める機会が増えることでしょう。
ウポポイについて
ウポポイは2020年に開業し、アイヌ文化の復興や創造を目的とした施設です。ここでは、北海道内初の国立博物館である国立アイヌ民族博物館、体験型の国立民族共生公園、さらにはアイヌ民族による慰霊施設などが設置されています。ポロト湖の自然に囲まれたこの空間では、来訪者はアイヌ文化を多角的に体験することができます。
アクセスと入場料
ウポポイへのアクセスは、JR白老駅から徒歩約10分で、新千歳空港からは車や列車で約40分です。入場料は、大人1,200円、高校生600円、中学生以下は無料で、20名以上の団体には割引が適用されます。
開園時間は9:00から17:00で、季節によって変動することがあります。また、月曜日および特定の期間は閉園となりますので公式サイトを確認して訪問計画を立てると良いでしょう。
最新情報と公式サイト
ウポポイに関する最新情報は公式ウェブサイトやSNSで随時更新されますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。特に修学旅行での利用を考えている方は、予約スケジュールを確認し、お早めに手続きを進めることをお勧めします。
ウポポイでの学びを通じて、アイヌ文化の豊かさや歴史に触れる貴重な体験をお楽しみください。