医療共通IDの強化
2018-03-29 12:04:34
医療関係者向け共通IDサービスのセキュリティ強化に新たな選択肢
医療関係者向け共通IDサービスが更に進化
医療現場での情報のやりとりが、よりスムーズかつ安全に行える新たな取り組みが始まります。株式会社medパスがテクマトリックス株式会社との協業合意を発表しました。この提携により、医療関係者がより快適に医療情報を交換できる環境が整備されます。
共通IDサービスの進化
medパスは、「医療に携わる人々のコミュニケーションの和(輪)を広げ、より良い医療と人々の健康に貢献する」ことをミッションとしており、複数の医療サイトに対する共通IDサービスを展開しています。このサービスでは、医療関係者が1つのアカウントで複数の専門サイトに無償でアクセス可能です。これにより、約13万人の医師が安全にログインし、情報交換がなされてきました。
NOBORI-EXの利点
一方で、テクマトリックスが提供する『NOBORI-EX』は、高度なセキュリティを実現するクラウド型医療データ送受信サービスです。このツールでは、「暗号化」と「秘密分散」の2つの技術を駆使し、医療情報の安全な交換が保証されています。例えば、ウィルス感染やメディア紛失などのリスクを大幅に軽減し、学術研究やカンファレンスの場でも安心して使用することができるのです。
シングルサインオンの実現
新たな連携により、医療関係者は『medパス』に新たに登録することで、さまざまな医療サイトや『NOBORI-EX』に簡単にアクセス可能となります。すでにこれらのサービスを利用されている方も、少ない手続きでアクセスの幅が広がります。すべてのサービスは無償で提供されるため、経済的負担もありません。
簡易性と拡張性
medパスにより、医療界全体のコミュニケーションが簡略化され、さらにNOBORI-EXを利用することで大容量のデータ送受信も可能になります。送信容量は約4GBで、CT画像やプレゼン動画など、大容量データを随時共有することができます。また、ユーザーは直感的に操作ができるため、技術的な知識がなくても扱いやすいと言えるでしょう。
まとめ
医療関係者向けのこれらの新たな取り組みは、情報の流通をスムーズにし、医療現場におけるコミュニケーションの質を向上させるものです。テクマトリックスとmedパスの協業によるこの取り組みが、今後の医療サービスにどのような影響を及ぼすのか、大いに注目されるところです。
会社情報
- 会社名
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株式会社 medパス
- 住所
- 東京都港区芝5-33-1森永プラザビル本館15階
- 電話番号
-
03-6809-4545