ロボティクスの未来
2025-12-03 13:29:01

未来のロボティクスを牽引するアドバンテックとOrbbecのコラボレーション

未来のロボティクスを牽引するアドバンテックとOrbbecのコラボレーション



2025年12月3日、東京ビッグサイトで開催されている国際ロボット展(iREX 2025)にて、Orbbecとアドバンテックが共同で新技術の展示を行いました。NVIDIA® Jetson Thor™を搭載したこのプラットフォームは、両社にとって初めてのコラボレーション展示です。このパートナーシップは、日本のロボティクスや自動化産業に新たな価値を提供するものです。

会場では、アドバンテックのMIC-742-ATとNVIDIA® Jetson Thor™を使って開発したヒューマノイドロボットのデモが行われています。このロボットには、OrbbecのGemini 330シリーズ3Dカメラが統合され、リアルタイムで高度なAI推論を実現。AI性能はおよそ2,070 TFLOPSに達し、ビジュアルや言語、行動モデルを即座に処理します。これにより、実世界における物理的インテリジェンスが加わることで、様々な場面での利用が可能となります。

iREX 2025のテーマは「ロボティクスによる持続可能な社会」です。この協業の成果として、倉庫や製造業、さらには人間とロボットのインタラクションの進化が期待されています。特に同期化されたマルチカメラ構成を用いたソリューションは、複雑なアプリケーションに対する新たなアプローチを示しています。

OrbbecのAPAC地域マネージングディレクターである鄭亞飛氏は、「アドバンテックとの協業により、高品質で信頼性のある量産型ソリューションを提供できるようになりました」と述べています。彼の言葉からは、パートナーシップによるここでの成果が感じ取れます。また、Orbbecはその豊富なOEM/ODM能力とグローバルな供給ネットワークで、企業の成長を全力でサポートする姿勢を明らかにしています。

一方、アドバンテックのエッジサーバグループの副社長Magic Pao氏は、同社が「フィジカルAIの時代を切り拓くために努力している」と強調します。Orbbecとの連携を通じて、次世代のロボティクスや知能システムの実現を目指しています。アドバンテックでは、産業用のNVIDIA® IGX Thor™を搭載した「MIC-735」を日本で初めて公開し、リアルタイム制御や機能安全に対応した決定論的AI処理の実演も行われています。

展示会では、Orbbecも最新の技術を発表しています。中でも、Gemini 435Leステレオカメラと新しいPulsar ME450マルチパターンLiDARは注目を集めています。これにより、高度な認識能力を持つ3Dビジョン技術の強化が図られています。

2025国際ロボット展は、小間番号W3-49に位置し、観客が最新のフィジカルAIを搭載したロボットを直接見ることができる貴重な機会です。アドバンテックとOrbbecの技術革新がどのように進化しているのか、ぜひご覧ください。

アドバンテックは40年以上にわたり、産業向けの高品質PCを開発してきました。日本でも1997年に法人設立し、地域のニーズに応えるために努力しています。これからも、AIとIoTの融合を通じて、持続可能な社会に貢献する革新を続けていくでしょう。


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会社情報

会社名
アドバンテック株式会社
住所
東京都台東区浅草6-16-3
電話番号
03-6802-1021

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