自由研究にも最適!身近な虫の生き方を観察しよう
夏休みや自由研究にぴったりの新刊『身近な虫の生き方観察12か月』が、2025年7月3日に発売されます。著者は小学校の理科教諭としても活動している須黒達巳氏。彼が、春・夏・秋・冬の季節ごとに観察できる虫を取り上げ、日常生活の中で容易に楽しめる虫探しの魅力を伝えます。特に、カブトムシやセミといった一般的な虫から、知られざるマニアックな虫まで幅広く紹介し、虫に興味を持つすべての人に楽しんでもらえる内容です。
本書の特長
このシリーズは季節ごとに虫の生態を詳しく観察できるように構成されており、可愛い生態写真をふんだんに使って、虫たちの魅力をわかりやすく伝えています。春には「花に集まる虫」、夏には「セミの羽化観察」、秋には「夕焼け空に舞う赤とんぼ」がテーマ。こうした有名な虫はもちろんのこと、例えば、ヨツボシケシキスイという新種のクワガタに見間違えられる虫や、2mm前後の小さな甲虫で、鼻のように長い口を持つサルゾウムシなど、普通の本ではあまり見かけないような虫たちも登場します。
虫たちの生態についても驚くべき事実が次々と紹介され、この本を通じて虫に対する興味が一層深まることでしょう。その際の観察にあたっての注意点に関しても、虫たちの立場から考えた説明がなされており、子供たちが自然に対する配慮を学ぶ機会ともなっています。
最近、増加傾向にある外来種についてのコラムもあり、須黒氏が小学校で実施した昆虫調査の実例も詳しく紹介されています。さらに、壁新聞のようなレイアウトで、ただ眺めるだけでも楽しむことができ、子供たちが調べた成果を学校で発表する際の参考にも役立つでしょう。
著者紹介
須黒達巳氏は1989年生まれ、横浜市育ち。専門はクモの分類学で、教育現場での経験を活かしながら、生き物の素晴らしさを子供たちに伝え続けています。著書も数多くあり、虫やクモに関する豊富な知識を持った著者です。
写真を担当したのは生き物写真家の安田守氏。彼は理科教員を経て、現在では昆虫や自然の魅力を写真を通じて伝えています。長野県を拠点に、里山での昆虫観察を行い、その活動は多くの書籍にも反映されています。
季節の生きもの事典シリーズ
本書は「季節の生きもの事典シリーズ」の第3弾。これまでに『身近な草の生き方観察12か月』や『身近な樹木の生き方観察12か月』が発行されており、小中学生はもちろん、大人も楽しめる内容が盛りだくさんです。植物や虫、樹木をテーマにしたこのシリーズは、楽しさと学びを両立させる素晴らしい教材となるでしょう。
書籍情報
- - 書名:身近な虫の生き方観察12か月
- - 著者:須黒達巳
- - 写真:安田守
- - 発行年月日:2025年7月7日
- - 書店発売日:2025年7月3日
- - 定価:本体2,000円+税
- - ISBN13:978-4-8299-9025-4
- - 判型:B5判並製、68ページ
- - 電子版:あり
- - 発行所:文一総合出版(東京・千代田)
この本は全国の書店やオンラインショップで購入可能です。子供と一緒に虫の観察を楽しみながら、自由研究として活用してみてはいかがでしょうか。