新たな空調管理ソリューション「exiida Fit」
日立グローバルライフソリューションズ社(以下、日立GLS)は、2027年1月より中小規模施設向けに空調と冷熱設備の管理を効率化する新しいソリューション、「exiida Fit」の提供を開始することを発表しました。このシステムは遠隔監視機能に加え、AIを活用した簡易点検や予兆診断の機能も兼ね備えています。
施設管理の新たな課題
最近では、店舗や小規模施設において労働力不足の深刻化やエネルギーコストの上昇が目立ってきています。冷凍や空調設備は事業継続に直結し、故障の未然防止や保守業務の効率化が求められています。国の環境政策に則ったフロン排出の抑制や、グリーン購入法に関する対応も求められる中、施設管理者の負担は増加の一途を辿っています。
この課題に応じて、デジタルソリューションに対する期待が高まっています。「exiida Fit」は、これらのニーズに応える形で開発されたソリューションです。
機能の紹介
遠隔監視
「exiida Fit」では、設備の運転データやアラーム履歴をクラウド上で一元管理し、遠隔からその状態を把握できます。異常が発生した際にはEメールやSMSで通知が行われるため、迅速な対応が可能です。
簡易点検の自動化
従来、フロン排出抑制法に基づく点検は月に一度は必要でしたが、これがAIを用いたデータ監視に置き換わることで、保守管理の負担を軽減します。簡易点検を自動化することで、業務の省力化が実現されます。
予兆診断機能
さらに、AIを活用したデータ分析により、設備の故障の兆候を早期に検知し、計画的な保守業務をサポートします。この結果、空調や冷熱設備の突発的な停止リスクを低減し、事業の継続性を向上させることができます。
中小規模施設への特化
この「exiida Fit」は特に中小規模施設に焦点を当てて設計されており、最大で10系統の設備監視が可能です。多拠点や大規模施設向けのシステムもある中、施設の規模や運用ニーズに応じて適切なソリューションが選べるため、より導入しやすくなっています。
今後の展望
日立GLSは「exiida Fit」を通じて、より高い効率化と省力化を実現し、空調・冷熱設備管理のデジタル化を推進します。今後は空調機器のライフサイクル全体に対応するようなソリューションメニューを拡充する計画があります。これは、日立が蓄積してきた運用と保守に関する知見を活用し、より高度な診断や効率化を目指すものです。
また、2026年9月に開催される「Hitachi Social Innovation Forum 2026 JAPAN」では、「exiida Fit」も展覧される予定であり、業界内でも注目を集められるでしょう。
この新たな空調管理ソリューションにより、中小規模施設オーナーたちの負担が軽減され、持続可能な運営が実現できることが期待されます。24時間体制でのモニタリングとAIによる分析が織りなす「exiida Fit」、その導入によって経営の安定化へと繋がることでしょう。日立GLSの取り組みが、未来の施設管理をどのように変革していくのか注目したいところです。