通信制高校への認識、世代間のギャップと誤解の実態とは
通信制高校に対する社会の認識は、年代によって大きく異なることが新たな調査で明らかになりました。2026年に実施された「通信制高校に対する認識調査」では、15~19歳の若者(子世代)と40~59歳の親世代を対象に、通信制高校のイメージや実態についての回答を集めました。その結果、通信制高校についての理解が世代間でどのように乖離しているのかが浮き彫りになりました。
調査の概要
調査は、子世代300名と親世代300名を対象に行われ、回答者には自身の学生時代を振り返りながら意見を求めました。調査結果からは、通信制高校がどのように捉えられているか、またそのイメージに対する問題点も見えてきています。
10代と親世代の捉え方
まず、通信制高校を進学先として「検討したことがある」と答えた割合は、10代が19.0%であり、親世代はわずか7.7%でした。在籍経験がある点でも、10代は20.7%であるのに対し、親世代は3.3%にとどまりました。このような結果から、10代の方が通信制高校を身近に感じていることがわかります。さらに、10代の回答者からは「良いイメージ」が41.0%と高い一方で、親世代は「良くないイメージ」を持つ割合が71.7%と、高い数字を示しました。
世代間のイメージの差
調査では、通信制高校に対するイメージを尋ねると、10代の47.3%が「良い」あるいは「やや良い」と感じているのに対し、親世代はその反対です。特に、10代は自由度や自分のペースで学べる点にポジティブな意見が多く、親世代の回答では「問題のある生徒が多い」や「自己管理が難しそう」といったネガティブな意見が上回りました。このような偏見は、通信制高校の実態を正しく理解していないことから来ていると言えるでしょう。
代表取締役の岩田氏は、「親世代は通信制高校に通うことに対しての選択肢が少なかったため、良くないイメージが固定化されている」と述べています。しかし、現代では多くの有名人やインフルエンサーが通信制高校に通っていることから、10代にとっては新しい進学先として受け入れられつつあることも一因として挙げられます。
偏見と誤解の根源
この調査によると、10代の約70.8%が「通信制高校に偏見や誤解がある」と感じており、その内訳を見ると特に自由度の高さや個性を尊重している点が評価されています。特に多くの10代は、「通信制高校に通う生徒は何らかの悩みや事情を抱えている」といった印象を持つことが一般的です。
岩田氏は、「これらは誤解であり、実際には通信制高校でしっかりと学ぶ生徒も多く、サポートが充実している」と指摘します。彼は、通信制高校に通う生徒たちの経験や成長について、もっと多くの情報発信が必要であると訴えています。
結論と今後の取り組み
調査結果を基に、通信制高校についての理解を深めるためには、制度や学校の情報だけでなく、実際に通っている生徒たちの体験を発信することが重要です。この情報が積み重なることで、通信制高校に対する誤解や偏見を解消し、自分に合った進路選択をできる社会を築いていくことが求められています。プレマシードでは、現役生や卒業生の声を伝えるインターンシップを開催し、「Go通信制高校」などで信頼性の高い情報を提供していく予定です。
このような取り組みを通じて、通信制高校のポジティブな側面とその実態を広め、世代間に存在するギャップを埋める努力を続けていきたいと思います。