日越合弁の新たな試み、アーバン・ハイドロセラピー・シティとは
東急不動産株式会社と三菱商事株式会社は、ベトナム・ホーチミン市で新しい住宅プロジェクトである「Monrei Saigon(モンレイ・サイゴン)」を展開することを発表しました。このプロジェクトは、ファットダット不動産開発株式会社とともに進められ、2026年5月からの販売開始を目指しています。興味深いのは、このプロジェクトが同国初の「アーバン・ハイドロセラピー・シティ」モデルであることです。これにより、都市生活と水を融合させた新しいライフスタイルが提案されます。
アーバン・ハイドロセラピー・シティのコンセプト
「アーバン・ハイドロセラピー・シティ」は、ホーチミン市北東部のFDI集積エリアにおいて、先進的な高品質住宅コミュニティを創出することを目的としています。約1.8ヘクタールの敷地に展開されるこのプロジェクトでは、2600戸を超える住宅ユニットが開発されます。ここでは、水を単なる景観の一部として用いるのではなく、居住空間のインフラの一部として利用します。
水の三つの価値レイヤー
「Monrei Saigon」は、水を以下の三つの視点で活用します。第一は、居住環境における温熱環境の調整や心身の健康回復を促す役割を持っています。第二は、ランドスケープやオープンスペースの主要なデザイン要素として、水の存在が強調されます。そして第三は、リラクゼーションや運動、療養のために設計されたハイドロセラピー施設の基盤として、水が活用されるという点です。
このプロジェクトには、温泉、スチーム、サウナといったウェルネス施設に加え、アクアジムやアクアトニックプールも完備され、心身の健康を促進するための豊かな居住環境が提供されます。
3社の協力による新しい挑戦
今回のプロジェクトは、70年以上の歴史を持つ東急不動産と、世界90カ国以上で事業を展開する三菱商事、そしてベトナムのリアルエステート市場に詳しいファットダットの三社による合弁で推進されます。プロジェクトにはホーチミン市を拠点にする戦略コンサルティングファームBig Fourも関与し、初期段階から一貫した開発戦略が策定されています。市場からの関心はすでに高まり、70以上の販売代理店が積極的に関与を示しています。
物件概要
「Monrei Saigon」は、ベトナム・ホーチミン市トゥアン・アン区(旧ビンズン省)に位置し、3棟の建物に分かれた構造で、敷地面積は約18,147㎡(約5,489坪)、延床面積は205,633㎡(約62,204坪)と大規模です。2027年から2028年にかけて完成を予定しており、ベトナムの新たな居住スタンダードを形成するものとして、多大な期待が寄せられています。
このプロジェクトは、ベトナムにおける都市住宅の在り方を根本から変える可能性を秘めており、その実現を通じて日越両国間の絆もさらに深まることでしょう。期待をこめて、その進展に注目です。