地域企業の魅力を映像で伝えるワークショップ開催!
1月18日、岩手県一関市の一関工業高等専門学校で、「地域企業の魅力を1分で映し出す!将来のキャリアを考える映像制作ワークショップ」が行われました。このイベントは、地域の企業と学生が協力して、企業の魅力を短いショートムービーにまとめることを目的としたものです。
ワークショップの概要
このワークショップは、地域企業のPRと学生のキャリア形成を実現するために、一関工業高等専門学校(以下、一関高専)と株式会社ディレクションズが共同で運営しました。参加した企業は計6社で、参加学生は13名、サポート役として3名のメンター学生と5名の映像研究会の学生が加わりました。
プレゼンバトルで企業の魅力を発見
イベントは、校長の小林淳哉氏による開会挨拶からスタートしました。その後、参加企業の代表者が5分間で自社の魅力を伝える「プレゼンバトル」が行われ、学生たちは気に入った企業に投票を行いました。この投票は、学生たちが企業の魅力をどのように感じたかを知る貴重な機会となり、企業側も学生の視点を理解する良いきっかけになりました。
短い制作時間の中での挑戦
プレゼンが終わると、学生は参加企業ごとにグループに分かれました。各チームは、企業への取材、構成、演出、撮影、編集を行い、自分たちの視点で企業の魅力を映像に収めていきました。限られた時間の中で各グループはアイデアを出し合い、情熱をもって動画制作に取り組みました。
発表と感想のシェア
動画制作が終了した後は、各グループが完成した動画を発表しました。その後、参加者たちは高揚感を持ちながら達成感を分かち合い、記念撮影や意見交換を行いました。「社会人と直接話すことができ、非常に来たかいのある時間だった」といった声が上がり、学生と企業の豊かな交流が生まれました。
一関高専教育研究振興会の役割
このワークショップを支えたのは、一関工業高等専門学校教育研究振興会です。設立は1992年で、地域企業と本校が連携し、地域社会の発展に寄与することを目的としています。現在、137の企業が参加しており、地域と学生のつながりを大切にしています。
一関高専の教育理念
一関高専は1964年に設立され、工業系の教育を専門に行っています。「明日を拓く創造性豊かな実践的技術者の育成」を教育理念とし、地域とともに歩む学校を目指しています。これからもこうした取り組みを通じて、学生たちの成長と地域の発展を促進していくことでしょう。
本ワークショップは、企業と学生の新たな関係性を築く一歩となり、地域の魅力を引き出す大切な経験となりました。