ファッション業界に革新をもたらす「プライスバンク」
ファッション業界における販売形態が変化を遂げようとしています。不景気や環境意識の高まりを受けて、消費者はただ品物を購入するのではなく、購入したアイテムの将来的な再販価値、いわゆる「リセールバリュー」を視野に入れた賢い買い物を意識するようになっています。その背景には、リユースやサステナブルなライフスタイルが定着してきたことがあります。2020年に発表された「中古市場データブック2020」によると、リユース市場は9年連続で成長を続け、2018年には約2.2兆円に達し、2022年には3兆円規模に拡大が見込まれています。
このような市場の変化にともない、ファッション業界も変革を求められています。単なる販売だけでなく、消費者の新しい購買行動に応じたビジネスモデルの導入が求められているのです。そこで登場したのが、「プライスバンク」という新サービスです。
「プライスバンク」の特徴
「プライスバンク」は、独自の画像AI解析技術を駆使してリセールバリューを可視化し、業界内のさまざまなビジネスニーズに応じた解決策を提供します。これにより、ファッションアイテムの買取や流通に関する新たな価値提案が可能となります。ここでは、具体的な利用シーンをいくつか挙げてみましょう。
1. 新しいビジネスモデルへの応用
「プライスバンク」は、ECサイトにおいて買取割引サービスやサブスクリプションサービスの新設に大いに役立ちます。例えば、ZOZOTOWNの「買い替え割」やBUYMAの「ソク割り」のように、過去に購入したアイテムを下取りに出すことで新たに割引価格で購入できるシステムに組み込むことができます。これにより、消費者はよりお得に新しいファッションアイテムを手に入れることが可能になります。
2. 簡単な買取価格の設定
従来の中古品の買取では、型番や状態に基づく査定が主流であり、特にファッションアイテムは状態により価値が変動するため、正確な査定が難しいものでした。しかし「プライスバンク」のAI画像解析を用いることで、これまで難しかったアイテムの査定も迅速に行うことが可能に。時間の短縮が図られ、業界全体の効率性が向上します。
3. マーケットリサーチの簡素化
商品ライフサイクルにおける市場の価値変化を予測するデータをメーカーや小売業者に提供することも可能です。独自技術によりデータを基にしたマーケットリサーチを行うことで、より効果的な販売戦略を練るための情報源ともなります。
プライスバンクの今後
「プライスバンク」は、今後もリセールバリューに基づいた新たな購買行動の広がりに寄与し、リアルな生活シーンに則したサービス展開を進めていきます。消費者が賢く買い物できる未来に向けて、生活に関連するあらゆる商品の相場情報を提供し、物を大切にするライフスタイルのお手伝いをすることを目指しています。
株式会社プライスバンクについて
「プライスバンク」は、2020年12月に設立され、東京都中央区八重洲に本社を置いています。ファッション関連のリセールバリュー可視化サービスを展開しており、今後も革新を起こし続けることを目指しています。公式サイトでは、「プライスバンク」や「Brandnista」といったサービスについての詳細情報が提供されています。毎日の買い物がもっとスマートになる未来が楽しみです!
公式サイト:
プライスバンク
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