バンドルカードが新たな決済体験を提供
株式会社カンムが提供する「バンドルカード」は、Visaの最新技術「クリック決済」を業界に先駆けて導入しました。この新しい決済方式は、特にオンライン取引の利便性を向上させるものとして期待されています。カンムの本社は東京都渋谷区に位置し、代表取締役の八巻 渉が率いるこの企業は、金融革新を目指して日々努力しています。
クリック決済とは?
「クリック決済」は、国際的な標準EMVCoに準拠した、より簡単でスムーズなオンライン支払いの方法です。ユーザーは、カード番号や有効期限を入力する必要がなくなり、ワンクリックで決済を完了させることができます。これにより、ユーザーは迅速に購入を進めつつも、金融取引の安全性を高めることができます。特にEC事業者にとっては、購入完了率の向上や不正抑止といったメリットが大きいです。
日本のEC市場の拡大とその課題
経済産業省によると、日本のBtoC-EC市場は2023年に24.8兆円と成長しています。しかし、その一方でカゴ落ちや不正利用、入力ミスといった問題も依然として横行しており、これらを解決することが求められています。カンムは、クリック決済を導入することで、これらの課題を解決し、バンドルカードユーザーに新たな決済体験を提供することを目指しています。
海外での導入実績
海外では、クリック決済がすでに数千の加盟店で導入されており、特に英国のJust Eat Takeaway.comにおいては、不正利用を50%削減し、購入承認率を8%向上させる結果が得られたと報告されています。こうした実績は、EC業者のカゴ落ち率改善や不正コストの削減にもつながるため、興味深い結果です。
国内での今後の展開
バンドルカードは、国内でもこのクリック決済を徐々に広げていく計画を立てています。これにより、日本においてもさらなる決済体験の進化が期待されており、ひいては日本のEC市場全体に貢献することが可能となるでしょう。カンムは、自社のユーザー分布と過去の技術的な成果を基に、国内EC業界の決済体験を次のステージへと引き上げることを目指しています。
カンムの概要
- - 社名: 株式会社カンム
- - 代表者: 代表取締役 八巻渉
- - 設立: 2011年1月14日
- - 所在地: 東京都渋谷区恵比寿1丁目20-18 三富ビル新館 4階
カンムは「お金の新しい選択肢」を提供するFinTech企業として、ユーザーがより良い選択肢を持てる社会を目指しています。Visaプリペイドカード「バンドルカード」を通じて、誰でも簡単に金融機会を得られるようにすることが私たちの使命です。そして、2025年には1,300万ダウンロードを達成する見込みです。新たに開発した「Pool」では、投資と決済を一つのアプリで実現し、ユーザーの利便性をさらに向上させています。私たちは、MUFGグループの一員として、全ての人々がアクセスしやすい金融サービスの提供に努めています。
まとめ
バンドルカードが提供するクリック決済は、今後のオンライン取引のスタンダードになる可能性を秘めています。より安心でスピーディな決済方法により、消費者に新たな価値を提供しながら、日本のEC市場全体の成長にも寄与することでしょう。