ウォーキングアプリ「aruku&」の意識調査結果
最近、TOPPANグループの株式会社ONE COMPATHが運営するウォーキングアプリ「aruku&」が行った意識調査の結果が話題になっています。この調査は、全国のaruku&ユーザー11,577名を対象に、2024年6月から7月にかけて実施されました。テーマは「歩行と栄養」で、特に「食事派」と「サプリメント派」のユーザー間で歩数を競うイベントが行われました。
調査の背景と目的
ウォーキングと栄養の関係性を探るため、自身の健康に対する意識や実際の行動に焦点を当てることが目的とされています。調査では、ユーザーがどのように栄養を補給しているのか、また、その結果が彼らの歩行習慣にどのように影響しているのかを分析しました。
食事派とサプリメント派の意見
調査結果から、栄養補給の方法は「食事派」が圧倒的多数で、76.5%を占めました。食事派の意見としては、「美味しく栄養をとりたい」という声が多く、食事の楽しみを重視する傾向が見られました。一方で、サプリメント派のユーザーは特定の栄養素を補うためにサプリメントを利用しているとのことです。
歩行数の比較
イベント期間中、食事派の平均歩数は13,054歩、サプリメント派は12,692歩で、食事派が僅差で勝利しました。この数値は、日々の食事から得られる栄養に対する意識の高さが、実際の行動にも現れていることを示しています。
栄養摂取のトレンド
この調査で注目されたのは、食事やサプリメントで重視される栄養素です。全体の1位は「食物繊維」(52.6%)、2位は「たんぱく質」(47.4%)、3位が「ビタミンC」(39.2%)となりました。これらは、腸の健康や筋力維持、肌対策に関連する栄養素であり、ウォーキングと相性が良いことがわかります。
健康に対する意識
健康に対する懸念点として、最も多かったのは「肥満・体重管理」で、45.6%のユーザーがこの問題を挙げました。さらに、睡眠不足や肩こり・腰痛などの体の不調も多く指摘されており、ウォーキングを通じて健康課題を解決しようとする姿勢が伺えます。
ウォーキングの実践時間
1日の歩行時間について調査したところ、「1時間30分~2時間未満」が最も多く、52.7%を占めました。一方、5時間以上歩くユーザーも7.8%存在し、幅広い層が健康的な生活を送っていることが示されました。
健康づくりのための予算
調査では、健康づくりに使う月の予算についても確認され、最も多かったのは「1,000円未満」で34.4%を占めました。これは、手軽に始められるウォーキングの人気を反映しています。一方で、「5,000円以上」という高額の答えも29.2%あり、健康への意識が二極化しています。
まとめ
この調査は、ユーザーがどのように栄養を摂取し、健康を維持しようと努めているのかを浮き彫りにします。「aruku&」はただのウォーキングアプリではなく、ユーザーの健康意識を高めるための重要なツールといえるでしょう。今後もこのような調査結果をもとに、より良い健康習慣が広がることを期待します。