エン株式会社が運営するミドル世代向け転職サイト『ミドルの転職』が、35歳以上のユーザーを対象に行った「転職の軸」に関する調査の結果が発表されました。これにより、ミドル世代の転職観察に新たな光が当たりました。
転職の軸:仕事の内容が最優先
調査によると、ミドル世代が最も重視する転職の軸は「仕事内容」で、これを重視する人は全体の40%を占めています。次いで「年収アップ」が17%と、23ポイントもの差がついています。特に年代が上がるにつれて、仕事内容に対する重視度が増す傾向が見られました。例えば、30代では27%、40代では31%、50代では42%と構成していますが、逆に年収アップを重視する割合は年代が上がるごとに減少し、特に60代ではわずか6%に留まりました。
転職のきっかけ:仕事内容が主導
また、ミドル世代が転職を考えるきっかけとして、最も多いのは「仕事内容」であり、44%の人がこれを挙げています。続いて「給与・待遇」が42%、次いで「労働環境・働き方」という結果が出ました。このように、条件面を考慮する人が多い一方、特に30代から50代の世代では、約3割が「職場の人間関係」がきっかけであると回答しています。これらのデータは、ミドル世代において仕事の環境が重要な要素であることを示しています。
働きたい会社を選ぶ基準
さらに、「この会社で働きたい」と思う理由では、最も多くの人が「キャリアアップに繋がると思った」ことを挙げており、全体の65%がこの選択肢を選びました。それとは逆に、「働きたくない」と感じた理由としては、「採用担当者や面接官の印象が悪い」と「社風が合わない」という意見が上位に並びました。これは、実際に職場でどう働くのか、そして関わる人々との関係性が決定的な要因であることを示しています。
具体的な転職動機
具体的な声として、仕事内容を理由に挙げた回答者は、「現在のスキルが発揮できなくなった」や「専門外の仕事に変わった」などの意見が多く見られました。また、給与や待遇については、多くの人が「見合った対価が得られていない」と痛感していることが伺えます。労働環境に関しても、組織の文化や人間関係が大きな障害になることもありました。
一方で、働きたくないと感じた理由には、採用担当や面接官の姿勢に関する不満や、社風のミスマッチが挙げられています。面接時の印象が将来の人間関係にも影響すると考える受験者は多いようです。
結論
この調査結果から明らかになったのは、ミドル世代においては仕事内容や人間関係が転職において重要な要素であるということです。今後の企業は、これらの意見をしっかりと反映させることで、優秀な人材を確保し、長期的な関係を築くことが求められています。ミドル世代のキャリアプランを真剣に考える時期が来たと言えるでしょう。