高槻市の介護士、栗田裕子さんがスリランカでの挑戦へ
令和6年7月29日、高槻市で活躍する介護福祉士、栗田裕子さんが市役所を訪れ、JICA(独立行政法人国際協力機構)海外協力隊としてスリランカへの派遣が決定したことを報告しました。栗田さんは令和6年8月から令和8年8月までの2年間にわたり、スリランカのクルネーガラで、主に高齢者の健康支援や体操指導を行います。
市役所にて濱田市長に向けて口にした言葉には、栗田さんの強い意志が表れています。「住み慣れた環境を離れ、異文化に触れて経験を伝えたい」。この思いが彼女を海外協力隊への参加に導きました。彼女は高槻市内の介護施設で培った経験をもとに、現地の高齢者に対する体操やレクリエーションの実施、健康に関する指導を行う予定です。
現地での活動内容
栗田さんのスリランカでの活動は、老後の生活を豊かにするための重要な役割を果たします。具体的には、老人会や高齢者施設での体操教室の開催や、レクリエーション企画、さらには高齢者に対する健康指導が含まれます。加えて、同僚や施設のスタッフに対しての技術指導を行い、健康啓発に向けた講習会やワークショップの実施も予定されています。
「自ら行動し、スリランカの文化に染まりながら現地の人々と共に活動したい」と語る栗田さんの姿勢は、期待感に満ちています。
市長からの激励
報告を受けた濱田市長からは、「ぜひ高槻市の元気体操や筋力アップ体操を広め、スリランカの方々の健康増進に寄与してほしい」との温かい激励がありました。身体に気をつけながら、栗田さんが新たな挑戦に立ち向かう様子に、市長をはじめ市民も期待を寄せています。
栗田裕子さんの挑戦は、ただの派遣ではなく、国際交流を通じて多くの人々に幸せをもたらす大きな一歩です。彼女の活動がスリランカにおける高齢者支援に、どのように貢献していくのか、今後の動向が楽しみです。