スタートアップ企業Every WiLLが新たな展開
株式会社Every WiLLは、宅配業界の新たな挑戦者として注目を集めています。この度、国土交通省が実施する「多様な受取方法等の普及促進実証事業」に、唯一のスタートアップ企業として採択されました。この事業は、宅配ドライバーの負担削減と環境負荷の低減を目指し、全国から先進的な取り組みを募るものです。
会社概要
Every WiLLは、東京都新宿区に本社を置き、荷物を届けない運送サービス「トリイク」を展開しています。新しい受け取り方式を提供することで、宅配ドライバーの業務負担を軽減し、物流の効率を高めることを目的としています。公式サイトは
こちらです。
トリイクの取り組み
「トリイク」は、荷物を届けない運送サービスとして、宅配荷物の無人受取りスポットを展開します。利用者が自分のタイミングで荷物を受け取れるシステムを構築することで、再配達の必要を減らし、ドライバーの負担を軽減します。さらに、荷物をトリイクスポットで受け取ることで、利用者は電子ポイントやAmazonギフト券といった報酬を受け取ることができます。
安全性への配慮
このスポットは、常時稼働するカメラや入退室認証機器を使用しており、利用者にとって安全に荷物を受け取る環境を整えています。実証実験ではイレギュラー事案も発生せず、安全性が確認されています。
地方都市への展開
Every WiLLは今後、地方都市や住宅街でもトリイクスポットを実施していく予定です。その実現可能性や物流効率化の効果を確認しながら、全国への展開を進める計画です。具体的な展開地については、今年9月の目途で公式サイトにて発表される予定です。
今後の展望
国土交通省の実証事業の成果を元に、トリイクスポットの数を増やし、様々な地域でのサービス提供を目指します。行政機関や地域住民、企業などとの協業も視野に入れ、いかにして宅配業界の課題を解決できるかに挑戦し続けます。
協業の可能性
トリイクは多様な事業者と協業することができ、特に小売業や不動産業、EC関連の企業との連携が期待されています。例えば、EC事業者はトリイクスポットでの受取りを利用する顧客に割引を提供することで、実質的に安価での購入を促進できるのです。
商業施設での導入
また、商業施設にトリイクスポットを設置することで、オンラインで購入した商品を取りに来る新たな顧客を店舗に呼び込むことができます。これにより、店舗の集客力を向上させることも可能です。
住民のニーズに応える
さらに、賃貸住宅においては、空きスペースをトリイクスポットとして活用することで、住民の利便性向上や新規入居者の増加に繋げることができます。これにより、住民の再配達による手間を軽減し、安全で便利な生活環境を提供します。
お問い合わせ
本プロジェクトに興味のある方は、ぜひ
こちらのリンクからご連絡ください。地域の皆様や関連企業と共に、物流の革新を目指します。