高校生が考える地球環境問題への関心と行動の実態

1400年もの間、私たちの地球は歴史を経て変わり続けてきました。しかし、今、直面している環境問題は、我々が責任を持たなければならない重大な課題です。そんな中、株式会社リクルートが実施した高校生対象の「エコへの関心アンケート2024」が行われ、現役高校生たちの環境問題に対する意識と行動が浮かび上がりました。

意識と行動のギャップ

アンケートにおいて、「あなたは地球の環境問題に関心が高いと思いますか？」という問いに対し、約40%の高校生が「はい」と回答しました。一方で、「普段の生活で何か行動していますか？」に関しては、約60%が「はい」と回答。これは、関心の高さと行動の実践にギャップがあることを示しています。特にこの夏、厳しい暑さを経験した高校生たちには、地球環境問題が身近な問題として意識されていたことが伺えます。

地球温暖化が主要なテーマ

今回の調査では、特に高校生が関心を持っている環境問題として「地球温暖化」が約70%を占め、その中でも最も多くの反応を得ました。具体的な取り組みとしては、1位に「電気をこまめに消す」という行動が約70%で最多となり次いで「エコバッグを持ち歩く」、さらに「エアコンの設定温度の上げ下げ」が続く結果となりました。高校生の生活環境における小さな行動が、環境への意識を高める要因となっていることが明らかです。

ボランティア活動への参加

調査の一環として、「環境に関するボランティア活動に参加していますか？」という質問も行われ、約25%が「関心があり、実施している」と答えていました。また「やっていないが関心はある」と答えた高校生も含めると、8割以上が環境問題に対する意欲を持っていることが分かりました。「ゴミ拾い・清掃活動」に参加している高校生が49%で最も多く、そのほかにも「森林や海の再生プロジェクト」や「農業体験」など、多様な活動が行われています。