大阪けいさつ病院がロボット手術の新たな境地を開く
大阪けいさつ病院は、2025年7月22日と23日に、最新鋭の手術支援ロボット「ダビンチ5」を用いて、大腸がんおよび胃がんの手術を実施します。この手術は、国内で初めて「ダビンチ5」を導入したがん手術ですのが、これは当院が展開する高度な医療体制のさらなる進化を示すものです。
「ダビンチ5」の特徴
新たに導入される「ダビンチ5」は、インテュイティブサージカル社が開発した次世代型のロボットです。AI解析機能、力覚フィードバック、高解像度カメラといった先進的な機能を備え、より精密で安全な手術の提供が期待されています。
1. 手術データ解析と術後評価
AIによる手術データ解析機能は、手術そのものの精度向上に寄与します。手術後の評価も適切に行えるため、患者様への治療方針の最適化が可能です。
2. 高度な触覚フィードバック
力覚フィードバック機能は、医師が器具を操作する際の触覚をよりリアルに再現。これにより術者の操作精度が向上し、手術のリスクが軽減されます。
3. 映像の品質向上
高解像度映像により、微細な構造を明確に視認でき、より精度の高い手術が実施できます。
臨床上の利点
この「ダビンチ5」による手術は、従来の第4世代モデルと比較して、その利点が明確になっています。手術の効率化を進める150以上の設計見直しが施され、これにより術者の自律性が高まり、手術時間の短縮や技術の早期習得が実現します。さらに、手術データを活用した術後の評価も可能にし、患者様の経過に基づいた最適な治療体制の構築が見込まれます。
今後の展望
今後、大阪けいさつ病院では「ダビンチ5」を使ったロボット手術を積極的に進め、消化器外科、泌尿器科、産婦人科、呼吸器外科など、年間1,000件以上の手術を目指します。この取り組みを通じて、患者様により多くの選択肢を提供し、医療の質向上に貢献することを狙っています。
対面取材のご案内
「ダビンチ5」の導入及び初手術に関して、竹政伊知朗院長補佐への対面取材を以下の日程で開催します。
- - 日時:2025年7月22日(火)16:00~
- - 会場:大阪けいさつ病院4階 講堂2
申し込みは、2025年7月21日(月)までに、経営企画課広報係へメールで行ってください。
申し込み時には、会社名、部署、氏名、連絡先、参加人数を明記してください。
お問い合わせ先
報道・取材に関する問い合わせは、大阪けいさつ病院 経営企画課広報係まで、メールまたは電話でご連絡ください。
この新たなロボット手術の導入は、多くの患者様に新しい希望をもたらすことでしょう。