世界に一つだけのアート、さをり織りパネル
日本の伝統的な織り技術「さをり織り」を用いて作られる「さをり織りパネル」が、地域の美術品として注目を集めています。社会福祉法人征峯会が製作するこのパネルは、製品を作る過程で出る端切れを再利用し、さをり織りの特性を生かした唯一無二の作品として完成します。ひとつとして同じ模様がなく、それぞれのパネルには織り手の個性と感性が色濃く反映されます。
環境への配慮と持続可能な社会
さをり織りパネルの制作において、端切れを無駄にせず有効活用する取り組みは、環境問題への意識が高まる現代においてとても重要です。このような取り組みは、持続可能な開発目標(SDGs)の理念とも合致し、使用する素材にも配慮しながら作品を生み出しています。こうした観点からも、さをり織りパネルはただのアート作品にとどまらず、環境のことを考慮した選択肢としても注目されています。
群馬県の老舗旅館「塚越屋七兵衛」では、さをり織りパネルが展示されており、訪れる人々に特別な空間を提供しています。アートを通じて感じる温かみと個性は、宿泊者や訪問者に新しい体験をもたらしています。
自由な表現が生み出す美しさ
さをり織りの魅力は、織り手が自由に色や素材を選択できるという点にあります。特に、知的障がいを持つ方々が制作に関わることによって、彼らの思いやアイデアが作品に反映され、見る人に新鮮な感動を与えます。あるスタッフは「織るたびに新しい発見があります」と語ります。「糸の選び方、織り方、全てに個性が現れ、まるでその人自身の物語が織り込まれているように感じます。」このようにして、生まれる作品は支持を受けながら社会に広がっていっています。
心を和ませる日常のアート
さをり織りパネルは、単なる飾りではなく、心を穏やかにするアート作品として人気です。そのユニークな色合いと織り地は、見る人に安心感を与え、日常の忙しさから解放される瞬間を提供します。パネルを飾ることにより、家庭やオフィスなどの空間に温かみが加わり、特別な雰囲気を醸し出します。また、独自の魅力を持つさをり織りパネルは、贈り物にも最適で、相手に特別な思いを伝える手段となります。
社会との新たなつながりの創出
さをり織りを扱うことは、単なる商品購入の枠を超えて、障がいを持つ方々の創造的な活動を支援する行動と言えます。征峯会は、さをり織りを通じて、彼らの表現力や才能を社会へ発信し、多様性の大切さを広めています。私たちは、すべての人が持つ独自の個性を尊重し、同じではない美しさを広めたいと願っています。さをり織りを介して、多くの人々が新たな価値に気付き、多様性を認め合う社会が実現することに貢献したいと考えています。
購入方法
さをり織りパネルは、就労継続支援B型「パン工房しらとり」や、ふるさと納税サイトで購入が可能です。パン工房は、個性豊かな作品が並ぶ場所であり、訪れる価値があります。実際に目にすることで、その魅力をより深く味わうことができるでしょう。
社会福祉法人征峯会が運営する「パン工房しらとり」の詳細は、
こちらから確認できます。心温まるさをり織りパネルを生活に取り入れ、日常に特別な彩りを添えてみてはいかがでしょうか?
お問い合わせ
社会福祉法人 征峯会 (せいほうかい)
〒308-0067 茨城県筑西市上平塚590-1
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