フォント利用におけるリスクとその対策
最近の企業活動において、フォントの重要性は日に日に高まりつつあります。デザイン要素としての役割から、ブランド体験や感情の伝達に寄与する重要な要素へとその位置づけが変化しています。しかし、このような環境の中でフォントの使用についてのライセンス契約やそれに伴うリスクについては、依然として認識されていない部分が多いのが現実です。特に、部署や個人によるフォントの無秩序な利用は、企業全体の管理体制の欠如を露呈しており、将来的な法的トラブルのリスクを高めています。
フォント利用の現状とリスク
企業がフォントを利用する場面は多岐にわたります。社内文書や広告制作、Webコンテンツなど、あらゆるコミュニケーションの場においてフォントは欠かせません。しかし、フォントのライセンス契約や特定の利用範囲について十分な理解を得ている企業は少なく、見落としや誤用が日常的に発生しています。例えば、特定のフォントを商用利用する際のライセンスに反する利用をしてしまった場合、法的責任を問われることになります。実際に違法に使用されたフォントが発覚した企業は、公開停止や賠償金を支払う羽目になったケースもあります。
このようなトラブルを避けるためには、企業におけるフォントのガバナンスを強化する必要があります。つまり、どのフォントがいつ、どのように使用されているのかを明確にし、適切な管理体制を整えることが求められます。
安全なフォント利用のための対策
このため、今回のウェビナーではフォントの商用利用時に生じるリスクを整理し、効果的な対策を紹介します。また、実際に発生した事例を交えつつ、どのような手法で安全なフォントの使用が可能かを詳しく解説します。さらに、安全なフォント利用を実現するためのライブラリサービスである「Monotype Fonts」もご紹介。日本語版がリリースされた同サービスは、豊富なフォントライブラリと先進的なAI機能を備え、企業のフォント利用を支援するためのツールとなっています。
フォントの利用に関する明確な方針が策定されていない環境では、現場の判断に委ねられることが多く、結果的にブランド表現が曖昧になってしまう危険があります。事故を未然に防ぐために、フォントライブラリや管理ツールを活用し、安全面をしっかりと確認することが不可欠です。
参加をお勧めしたい理由
本ウェビナーは、フォントのライセンスや著作権について理解を深めたい企業や担当者にとって、大変意義のある機会です。法律やセキュリティ面でのリスクを軽減し、安心してフォントを利用できる環境を構築するための知識とノウハウを提供します。参加を希望される方は、ぜひリンクからお申込みください。
主催社は、Monotype株式会社様で、協力会社として、株式会社オープンソース活用研究所様・マジセミ株式会社様が参加しています。今後も「参加者の役に立つ」ウェビナーを開催予定ですので、過去セミナーの資料や他の募集中のイベント情報についてもぜひご覧ください。