株式会社アルナの新たな挑戦
埼玉県川口市に本社を構える株式会社アルナが誇るオリジナルアルミ額縁『クレーツ』が、2024年度のグッドデザイン賞を受賞しました。この受賞を契機に、アルナはさらなるブランドの認知度向上に向けた取り組みを進めていく考えを示しています。
『クレーツ』のデザイン思想
『クレーツ』という名前は、フランス語で「山の尾根、稜線」を意味し、そのデザインもこのコンセプトに基づいています。額縁の外周は切り立った形状を持ち、作品が展示される内部の奥行きを強調しています。このデザインにより、作品への没入感が高まるよう配慮されています。
また、クレーツの断面形状は大きな三角形であり、作品を周囲から力強く引き立てると同時に、内部に向かって奥行きを感じさせることで、作品をより魅力的に演出します。加えて、その構造は軽量化の実現にも寄与しており、従来の額縁に見られる重さを感じさせません。これにより、取り扱いが容易であり、自宅やオフィスのインテリアとしても最適です。
審査員からの高評価
グッドデザイン賞の審査員からは、クレーツのデザインが評価され、「従来のアルミフレームが安さや生産の効率に主眼を置く中、クレーツはどのような作品が飾られ、どの場所に掛けるのかを細やかに考慮した繊細なデザインである」とコメントされました。このように、価格帯や生産性を無視せず、バランスの取れたプロダクトに仕上がっています。
特許技術の活用
クレーツには、アルナが特許を取得した「フラットパーツ」が搭載されています。これにより、作品を壁面にフラットに設置できるだけでなく、作品に凜とした空気感を与えることも可能です。このような構造が、従来の額縁にはない新たな展示方法を提供しており、特にゲストを招いた際に、訪問者にインパクトを与えることでしょう。
グッドデザイン賞とは
グッドデザイン賞は、1957年の創設以来、日本を代表するデザインの評価制度として、多くの企業が参加しています。毎年、社会のさまざまな課題解決に向けたデザインの力を活かすことを目指し、優れた商品やサービスを評価・プロモートしています。受賞のシンボル「Gマーク」は、優れたデザインを代表するものとして広く認知されています。
今後の展望
今後、株式会社アルナはこの受賞を踏まえ、『クレーツ』のさらなる展開を考えています。ものづくりにおけるデザインの力を活かし、将来的にはさまざまな商品展開を視野に入れながら、ブランドイメージの強化に努めていく方針です。
会社概要
- - 会社名: 株式会社アルナ
- - 所在地: 埼玉県川口市東川口2-2-2 シマネビル22 7号室 / 鹿児島県薩摩川内市冷水町上床551-7
- - 設立: 1967年7月1日
- - 事業内容: 額縁の企画、製造、販売
- - URL: 公式ウェブサイト
新たに受賞した『クレーツ』で、寄贈された作品の魅力を最大限に引き出し、多くの人にそのファインアートを楽しんでもらえることを期待したいです。