JAXA技術を基にした新たな保冷容器
筑波市に本社を置く株式会社ツインカプセラは、JAXAの大気圏再突入カプセル技術を基にした小型の超断熱保冷容器ブランド「BAMBOO SHELLter(バンブーシェルター)」を発表しました。このブランドは、保冷性能の高い新しい容器を求めるニーズに応える重要な製品となることが期待されています。
BAMBOO SHELLterブランドの誕生
ツインカプセラは、2023年10月より「スリム型”超”断熱保冷容器」のベータ版を有償提供し、その後、利用者からのフィードバックをもとに改良を続けてきました。今後は、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の支援を受け、国際輸送における保冷性能をさらに向上させる予定です。これにより、今まで以上に多くの利用シーンで役立つことが見込まれています。
ブランド名の意味
"BAMBOO SHELLter"という名称は、竹のような細長い形状と内部を守る貝殻のような強固なシェルターをイメージしています。これにより、高い断熱性能を誇る保冷容器であることが強調されています。
優れた保冷性能
BAMBOO SHELLterは、コンパクトながらも高い保冷性能を持ち、様々な温度帯に対応可能です。特に、500g以下の保冷剤1個で長期間の保冷が実現できるため、経済的な運用が可能です。これにより、特に長距離の保冷輸送においてもランニングコストを大幅に削減できます。
3つのラインアップ
利用者のニーズに応じて、以下の3つのラインアップが用意されています。
- - シングル断熱Sサイズ:最小サイズで、体積約1.3L。
- - シングル断熱Mサイズ:最大容積の容器で、体積約1.9L。
- - ダブル断熱:最大の保冷性能を持ち、国際輸送にも対応。
購入とレンタルの選択
BAMBOO SHELLterは購入だけでなく、用途に応じてレンタルも可能です。少量の保冷対象物を確実に保冷したいニーズに応えるため、詳細なコンサルテーションを行っており、無償トライアルも受け付けています。興味がある方はぜひお問い合わせください。
ツインカプセラのビジョン
ツインカプセラは、JAXAの技術を活かし、臨床研究やバイオメディカル分野における新しい保冷輸送のサービスを提供することを目指しています。今後、タイガー魔法瓶株式会社などとの共同開発を通じて、さらに多くの成果を生み出す予定です。
まとめ
超断熱保冷容器「BAMBOO SHELLter」は、少量の保冷対象物を効率的に輸送するための新しいソリューションとなることでしょう。ぜひこの機会に、JAXAの技術が生み出す未来の保冷環境を体験してみてはいかがでしょうか。