全自動防災ドローン試験
2022-05-19 13:30:02

全自動防災ドローン「Atlas」の国内初の試験を実施!宮城県大郷町での画期的成果

全自動防災ドローン「Atlas」の実証試験



宮城県の大郷町で、操縦者が必要ない全自動防災ドローン「Atlas」の国内初となる実証試験が行われました。このドローンは、最新の技術を駆使して災害現場での情報収集や救助活動に貢献することが期待されています。

実施概要



実証試験は2022年2月24日の午後に実施され、宮城県黒川郡大郷町の「パストラル縁の郷」で行われました。試験の様子は、ドローンの飛行準備からリアルタイムで情報を共有するメッシュネットワーク機能まで、多岐にわたります。

働く現場の様子



実際の試験では、ドローンが取得したデータや映像を地上局(GCS)やスマートフォンといったデバイスで共有する様子が見られ、多くの参加者がその先進性に驚嘆していました。特に、赤外線カメラを用いて得られた映像は、災害時の被害状況を把握する手助けとなります。

新しい飛行スタイル



「Atlas」ドローンは、目視外での飛行を実現しています。この技術により、障害物を超えた飛行が可能となり、より広範囲での情報収集が実現しました。これにより、例えば大規模災害時には迅速な対応が求められる場面で、その効果が発揮されることでしょう。

最新のカメラ技術



このドローンには、4Kカメラ「KALOS」と赤外線カメラ「Visor NX」が搭載されており、高解像度の映像を提供します。これにより、災害発生時の迅速な情報収集・解析が可能になり、救援活動の効率化が図られます。

企業の背景



「Atlas」を開発したのは、株式会社WINGGATEです。この会社は、ドローンや関連ソフトウェアの開発・運用を行っており、2015年に設立されました。代表の方は、宇宙物理学を専攻し、宇宙関連のプロジェクトに長年従事してきた経験を持っています。

WINGGATE社は、過去に無人航空機システム「UARMS」の開発にも携わっており、その技術力は業界でも高く評価されています。

また、クリアパルス株式会社は1971年に設立された放射線測定装置の専門メーカーであり、放射線計測に関する多くの実績を持ち、その技術を生かして無人航空機事業にも取り組んでいます。

未来への期待



「Atlas」は、今後の防災現場における新たなパートナーとしての地位を確立することが期待されます。技術の進化と共に、ドローンが果たす役割がより一層重要になるでしょう。妥協のない安全性と効率性が追求される中、今後の発展が楽しみです。この実証試験は、その第一歩として大きな意味を持つと言えるでしょう。

会社情報

会社名
株式会社WINGGATE
住所
千代田区九段南1-5-6りそな九段ビル5F KSフロア
電話番号

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