大津市のリパコプロジェクト
2024-09-30 18:37:23

プラスチックごみをなくそう!大津市のリユース弁当箱「リパコ」拡大プロジェクト

プラスチックごみを削減するリユース弁当箱「リパコ」



私たちの生活に欠かせないテイクアウト食品の容器。その多くはプラスチック製品であり、毎年大量のごみを生み出しています。2050年には海の魚の重量を超えると予測される海洋プラスチック問題の深刻さは、誰もが感じていることでしょう。滋賀県では、こうした問題に立ち向かう取り組みが進められています。特に注目されたのが、リユース容器シェアリングサービス「リパコ」です。このサービスは、地域の商店が協力して参加する、持続可能なライフスタイルを実現するためのプロジェクトです。

「リパコ」プロジェクトの背景



一般社団法人「海と日本プロジェクトin滋賀県」では、継続的な環境保護活動を推進するため、地域づくりにおけるSDGsの取り組みを積極的に行っています。その一環として「しがローカルSDGs研究会」とともに実施した実証実験が、「リパコ」です。初めての実験が行われたのは2023年のことで、大津市内の3店舗での取り組みでした。

アンケートによると、参加者の76.6%がテイクアウト時に容器を捨てる際に罪悪感を感じていることが明らかになりました。この調査結果は、容器包装ごみに対する関心の高さを物語っています。

実証実験の成果と参加店舗の拡大



実証実験では、計242回のリパコの利用があり、環境を考える店舗を支持する声が多く寄せられました。しかし、当初は参加店舗が3つだけであったため、地域のリユース容器利用の可能性を十分に引き出すことができませんでした。そこで、2024年10月からは参加店舗を大津市内の9店舗に拡大します。この拡大により、利用者が増え、さらなるプラスチックごみ削減につながることが期待されています。

リパコの利用方法



「リパコ」を利用するためには、参加店舗で「メンバー登録申込書」を記入し、デポジットとして1,000円を支払います。その後は、LINE画面や会員カードを提示することで、リパコでテイクアウト弁当を購入することができるようになります。倒産したり、予定していた商品が入荷しないというリスクを回避するためにも、地域内でのリユース容器の流通が重要です。

参加予定の店舗には、魅力的な飲食店が揃っています。例えば、sotokoやみかづきカフェ、yome yomeなど、様々なジャンルの食事を楽しめる施設が含まれています。これらの店舗でリパコを利用することで、プラスチック容器の削減に貢献できます。

環境意識の向上を目指して



このプロジェクトは、単にプラスチックごみを減らすだけでなく、地域の人々が環境問題について考えるきっかけを提供します。「リパコ」を利用することで、利用者は自然と環境保護に対する意識を高め、自身の行動につなげることができます。こうした地域の動きが、広がりを見せれば、プラスチックごみ問題解決への一歩となるでしょう。

皆さんも、大津市のリパコプロジェクトに参加して、環境を守る一助を担ってみてはいかがでしょうか。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

会社情報

会社名
海と日本プロジェクト広報事務局
住所
東京都港区赤坂2-14-4 森崎ビル3階
電話番号
03-6441-2561

関連リンク

サードペディア百科事典: 滋賀県 大津市 リバコ リユース弁当箱

Wiki3: 滋賀県 大津市 リバコ リユース弁当箱

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。