ネコリパブリックのクラウドファンディング活動
株式会社ネコリパブリックは、保護猫たちの命を守る重要な取り組みを行っています。この度、同社の東京都内にある保護猫シェルター「ネコリパハウス高円寺」が移転を余儀なくされ、新しいシェルターを確保するためのクラウドファンディングが開始されました。開始からわずか9日で目標金額の3000万円のうち1000万円が集まり、その熱意がうかがえます。具体的には、都内で中古の一軒家を購入し、改装して保護猫の新しい住まいを提供しようとしています。
シェルター存続の危機
ネコリパハウス高円寺では、常時30匹〜40匹の保護猫が生活しており、体調管理や看取りが必要な猫たちが多く含まれています。現在のシェルターを退去せざるを得ない状況に直面し、新しい物件を探すことが急務です。そのため、スタッフやボランティアの利便性を考慮し、高円寺界隈で猫たちが安心して暮らせる場所を見つけることが重要です。
この背景を受け、クラウドファンディングの立ち上げが決定し、短期間で大きな支援を集めたのです。目標金額の達成に向け、今後も支援を呼びかけていく予定です。
支援の理由とニベアの物語
今回のプロジェクトの中で、保護された猫たちの具体的な事例も紹介されています。中でも「ニベア」は特に印象的です。彼女は、かつて岐阜の保健所に「所有権放棄」で持ち込まれた猫の一匹で、乳腺腫瘍の手術を乗り越え、現在も治療を続けています。ニベアのように、保健所に持ち込まれる多くの猫たちは、殺処分の危機に晒されていますが、ネコリパブリックは「最後の砦」として、彼らを救う活動を続けています。
ニベアは、昨年の11月に岐阜の保健所に持ち込まれた際、全頭で21匹が一緒に引き取られました。その中でも、殺処分対象になる可能性が高かったため、ネコリパブリックが積極的にレスキューを行いました。ニベアは現在、ネコリパハウス高円寺で、抗がん剤治療や放射線治療を受けており、少しずつ回復の兆しを見せています。
ネコリパブリックの取り組み
日本国内では、毎年数万匹の猫が殺処分されています。その中には、家庭で飼われるべき猫たちも正当な理由なく殺されてしまうことが多いのが現状です。ネコリパブリックはこの問題に対して、地域の保護猫団体と協力し、保護された猫たちに新しい家族を見つける活動を行っています。さらに、訪れる人が楽しみながら保護猫を支援する仕組みを提供することで、猫助けの活動の輪を広げています。
一般社団法人ネコリパブリックの活動は、ただ猫を保護するだけでなく、人々が猫たちと共に素敵なライフスタイルを築くことをも提案しています。全国で11店舗を展開する「自走型保護猫カフェ」や、治療が必要な猫たちのためのシェルターを運営する通じて、不幸な猫たちを救う活動に日々挑んでいます。
未来に向けての呼びかけ
今回のクラウドファンディングは、保護猫たちの未来を守る重要な一歩です。支援金はおよそ4000万円が必要で、購入や改装に使われます。目標金額に満たない場合でも計画を実施しリターンをお届けする「All-in方式」を採用しています。このクラウドファンディングの成功は、猫たちの命を救うだけでなく、地域社会にも大きな影響を与えることでしょう。
今後も多くの方々のご支援を期待しています。クラウドファンディングページは
こちら。ネコリパブリックの公式HPもぜひ訪れてください。
公式リンク