無印良品が国産木材を使用した店舗什器を導入
無印良品を展開する株式会社良品計画は、2024年9月以降にオープンする店舗から、什器に国産木材を取り入れることを発表しました。この取り組みは、環境への配慮と持続可能な社会の実現を目指すもので、具体的には商品陳列用の棚板に国産木材を使用することとなっています。
環境への配慮と国産木材の重要性
無印良品は、2024年9月から11月末までにオープンする10店舗で、店舗什器に国産木材を使用する計画を進めています。この内の1店舗は、SGEC(持続可能な森林管理のための制度)認証を取得しており、環境に配慮した木材の使用を実現しています。国産木材の利用は、森林の安定と保護に寄与するだけでなく、地域経済の活性化にも繋がる重要な取り組みです。
さらに、良品計画は2025年9月までに約20店舗で国産木材を使用した什器の導入を拡大する計画を立てています。これは、持続可能な林業を支援し、地域の資源を大切にする姿勢を強く示すものです。
木材利用拡大に向けた取り組み
良品計画は、2023年5月に農林水産省と「木材利用拡大に関する建築物木材利用促進協定」を締結し、5年間で計10,000㎥の国産木材を使用する目標を設定しています。この取り組みは、クリーンウッド法に基づき、合法伐採木材の利用を重視し、責任ある木材調達を進めるものです。国産木材の活用により、1店舗あたり約20㎥の木材を使用することが可能となるため、環境に優しい持続的な店舗運営が実現します。
法人向け商品の取り組み
さらには、良品計画は2016年から国産木材を使用した「日本の木でできた家具」シリーズを法人向けに展開しています。このシリーズは、余すところなく丸太を活用し、デザイン性と機能性を兼ね備えたオフィス家具を提供しています。
具体的な商品には、ワークデスクやワークテーブル、ユニットシェルフなどがあり、どれも持続可能な資源としての木を未来に繋き、山林課題に向き合う姿勢が表れています。
未来へのビジョン
無印良品の国産木材を利用した店舗什器の導入は、環境への配慮を重視した持続可能な未来への一歩と言えるでしょう。企業の責任として、地域材を活用し、持続可能な林業のスタイルに寄与する姿勢は、多くの企業にも影響を与えることでしょう。これからの無印良品の取り組みに期待が寄せられます。
詳しくは、特設ページ
「日本の木でできた家具」 をご覧ください。