京王電鉄の新技術
2022-12-22 14:00:01
京王電鉄が新たに「落とし物クラウドfind」を導入し実証実験開始
京王電鉄、最新AI技術による実証実験をスタート
京王電鉄は、2023年2月1日から4月30日までの3か月間、AIを活用した新サービス「落とし物クラウドfind」の実証実験を開始しました。このプロジェクトは、沿線各駅における落とし物取扱業務の効率化を目的とし、全69駅とお忘れ物取扱所(京王線明大前駅近辺)での運用が行われます。
実証実験の内容
実証実験の主な目的は、落とし物の照会を行うお客様の利便性を向上させ、さらには係員の業務削減を実現することです。これまで、京王線および井の頭線においては、落とし物に関する問い合わせが駅や取扱所にかかっていましたが、その対応には多くの時間と人手を要していました。これを改善するために、今回の実証実験では、AIによる自動照合機能とチャットでの対応を取り入れ、業務の負担を軽減するという試みをしています。
京王電鉄株式会社の尾﨑氏は、実証実験の導入に際し、「お客様の利便性向上や負担軽減を目指していきたい」と語り、AI技術の導入によって、お客様に返還できるお忘れ物が増えることを期待しています。
「落とし物クラウドfind」とは
「落とし物クラウドfind」は、落とし物をした利用者が直面する「連絡するのも一苦労」「探しても見つからない」といった悩みを解消するサービスです。このシステムを導入することで、法人は業務の効率化を図り、ユーザーの満足度向上を目指しています。
地元を考える京王電鉄の姿勢
実証実験に関して、株式会社findの取締役COOである和田氏は、自らの地元が調布市であることから、京王線の重要性を語りました。「お客様の満足度が少しでも上がるなら取組みます」と京王電鉄が示した姿勢には、地域住民としての誇りを感じるとのこと。これからの取り組みに期待が寄せられており、利用者にとっての利便性向上に向けた全力を尽くす決意が述べられました。
結論
京王電鉄による「落とし物クラウドfind」の実証実験は、AI技術の導入を通じて、今後のサービス向上に向けての重要な一歩と言えるでしょう。顧客満足度の向上と業務効率化を実現するためのこの新しい取り組みは、他の鉄道会社にも広がる可能性があり、今後の展開に注目です。
会社情報
- 会社名
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株式会社find
- 住所
- 東京都中央区日本橋富沢町9-4THE E.A.S.T. 日本橋富沢町
- 電話番号
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