日本コンベンション協会、サステナビリティ事例を拡充
一般社団法人日本コンベンション協会(JCMA)は、サステナビリティとSDGsに関する取り組みをさらに充実させるため、会員からの新たな事例を加え、合計81件に達しました。2026年の更なる推進を目指すこの活動は、MICE(Meeting, Incentive travel, Convention, Event)産業の発展に寄与することが期待されています。
新たな事例の追加
JCMAは、自らのウェブサイトに「サステナビリティ取り組み事例」と「商品事例」を設け、会員企業の活動の知見を共有するプラットフォームを提供しています。今回、新たに26社から48の具体的な取り組みが追加され、ユーザーが実務での活用方法を学べる「ユースケース」も新設されました。
この更新により、会員のSDGs活動が可視化され、企業同士の相互支援が一層促進されることでしょう。最近の調査でも、MICE業界でのサステナビリティへの関心は年々高まってきており、特に国際会議の誘致や開催では、開催地の環境への配慮が重要視されています。
SDGs委員会の設立
JCMAは2024年に、業界全体の持続可能な発展を促進するための道を拓く「SDGs委員会」を設立します。これは会員に対し、サステナビリティやSDGsに対する知識を深める支援を行うことを目的としています。また、昨年末に行った会員アンケート調査の結果も発表され、現状の取り組み状況が明らかになっています。
勉強会とガイドブック
加えて、会員向けには「何から始めるSDGs?」というテーマでワークショップも行われ、参加者は具体的な活動に向けてのヒントを得ることができました。さらに、イベントやMICE関係者のために「使いやすいサステナビリティガイドブック」が完成し、多くの関係者がこの貴重な資料を活用することが期待されています。
MICEの経済的意義
MICEは、会社の会議や研修、国際会議、展示会などを含む広範な業務であり、その経済効果は極めて大きいとされています。観光庁によると、2016年の国際MICEによる経済波及効果は1兆590億円にも上りました。この数字は、MICEが地域経済に与える影響の大きさを示しています。また、MICE参加者の1人当たりの平均消費額は33.7万円にもなり、一般観光客の消費額の約2倍に達します。
JCMAは、2015年の設立以来、日本のMICE推進の中心として、多様な活動を展開しています。会員数は289を数え、その中には数多くの業界リーダーが含まれ、彼らの知見は業界全体の発展に寄与しています。今後もJCMAは、社会のニーズに応えるサステナビリティの実現に向けて、さらなる取り組みを続けていきます。これを通じて、次世代の人材にも選ばれる、持続可能な産業を目指します。
興味のある方は、ぜひJCMAの公式ウェブサイトを訪れ、最新の情報をご確認ください。