センノ・セラピューティクスが肝疾患治療の革新を加速する資金調達を発表
センノ・セラピューティクスが新たな肝疾患治療を加速
株式会社センノ・セラピューティクス(東京本社、CEO:森智恵子)が、肝不全に対する革新的な細胞治療の開発を進める中、資金調達を発表しました。これにより、同社の取り組む他家iPS細胞由来の肝芽細胞を活用した治療法が、一層加速することが期待されています。
中心となる技術と治療法の概要
センノ・セラピューティクスは、東京大学の研究成果を基に設立されたバイオベンチャーで、特に急性増悪を伴う慢性肝不全(ACLF)に焦点をあてています。彼らのリードパイプライン「SEN-001」は、重篤な肝疾患に対して失われた肝機能の補完と回復を目指しています。
肝芽細胞は、肝細胞に分化できる前駆細胞であり、体内に投与後に肝臓で生着し、機能を補完する役割を果たすことが期待されます。均一な製品の大規模培養と凍結保存が可能で、「オフ・ザ・シェルフ型」としての利点もあります。
資金調達の詳細
センノ・セラピューティクスは、第三者割当増資を通じて資金を調達。このラウンドでは、既存の投資家であるSaisei Venturesが追加出資を行い、新たにOne Capitalやみずほキャピタルも参画しました。この結果、同社の累計資金調達額は7.5億円に達しました。この資金は、非臨床開発や臨床試験に向けた準備に活用されます。
期待される影響
肝不全やACLFの患者数は増加しており、現状の治療法は限られています。このため、センノ・セラピューティクスの新たな治療法が実用化されることで、緊急性が高い医療ニーズに応えることが可能となります。特に、肝移植のドナー不足という課題に対して、代替治療の開発が急務とされています。
日本医療研究開発機構(AMED)の「創薬ベンチャーエコシステム強化事業」にも採択されており、今後の研究開発が加速することが期待されます。投資家からも、その科学的根拠と革新性が高く評価されています。
投資家の声
Saisei Venturesのジョナサン・イェーは、「センノの進捗と基盤となる科学の強さを評価しており、治療の可能性に期待が持てる」とコメント。また、One Capitalの横田有香子氏も、「iPS細胞の先進的技術に期待している」と述べています。
代表者のコメント
森智恵子代表は、「新たな治療法を提供できるよう、これまでの支援に感謝しつつ、研究開発を着実に進めていく」と意気込みを語っています。
今後もセンノ・セラピューティクスは、再生医療技術を通じて新たな治療の選択肢を提供することを目指します。
会社情報
- 会社名
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株式会社センノ・セラピューティクス
- 住所
- 東京都品川区東五反田5丁目22番33号
- 電話番号
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