松山しげき個展「Portrait of Dazzle」
2024-07-16 11:46:27

現代人の肖像画、SNS「セルフィー」の目をモデルに:松山しげき個展「Portrait of Dazzle」京都 蔦屋書店にて開催

SNS「セルフィー」の目をモデルにした現代人の肖像画:松山しげき個展「Portrait of Dazzle」が京都 蔦屋書店で開催



京都 蔦屋書店では、現代社会における自己表現とデジタルアイデンティティをテーマにした、松山しげき個展「Portrait of Dazzle」が開催されます。本展では、SNSに投稿された「セルフィー」の目をモデルにした、現代人の肖像画シリーズの最新作が展示されます。

松山しげきは、イラストレーターとして活動した後、現在は絵画、彫刻、インスタレーション作品を手掛けるアーティストとして活躍しています。代表作である《Portrait of Dazzle》は、SNSに投稿されている顔写真から切り取った目をモデルとし、髪型や輪郭などを変えることで、全く別の人物として描いています。

カメラ目線でこちらを見ている人物や、どこか他方を見ている人物が描かれていますが、どの人物もスマートフォンを通して「自分」を見ています。松山は、セルフィーをSNSなどに投稿し、いいねの数やコメントを見るという行為は、他人の評価を通じて自分を見ている事ではないかと考え、作中の人物たちの瞳の中にスマホの光源を描いています。

本展では、これまでの作品とは背景のニュアンスや塗料をアップデートした《Portrait of Dazzle》の新作をはじめ、ネット上で人間のように振る舞うボットをテーマにした作品《Portrait of Dazzle(bot)》、過去の作品をオーバーペイントした作品など、計14点の作品が展示されます。

個展「Portrait of Dazzle」について

会期:2024年8月2日(金)~8月24日(土)
時間:11:00~20:00 ※最終日のみ18時閉場
会場:京都 蔦屋書店 5F エキシビションスペース
主催:京都 蔦屋書店
協力:AaP/roidworksgallery
入場:無料
* お問い合わせ:075-606-4525(営業時間内)

松山しげきについて

松山しげきは、1998年よりイラストレーターとして広告やプロダクトのイラスト制作を手掛け、2011年以降はよりコンセプチュアルな作品制作を行うためにアーティストへ転身し、現在では国内外のギャラリーにて絵画、彫刻、インスタレーション作品を中心に発表しています。近年では、デジタルタトゥーやディープフェイク、ジェネレーティブAIの機械学習など、現代社会におけるテクノロジーと人間の関係性をテーマにした作品を発表しています。

京都 蔦屋書店について

京都 蔦屋書店は、京都髙島屋S.C.[T8]5・6階に位置し、全フロアを通じてアートと文化の「伝統と最先端」が共振する場です。約6万冊の書籍、文具・工芸品、現代アート作品などを展示し、約120席のSHARE LOUNGEでは、カフェや仕事場、イベントスペースとして、居心地の良い空間を提供しています。

本展覧会は、現代社会における自己表現とデジタルアイデンティティについて考える貴重な機会となります。ぜひ、足を運んでみてください。


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会社情報

会社名
カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC ART LAB)
住所
東京都渋谷区南平台町16-17渋谷ガーデンタワー
電話番号

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