不二家が小児がん啓発キャンペーンを展開
東京都文京区に拠点を置く認定NPO法人キャンサーネットジャパン(CNJ)と早稲田大学ビジネススクール(WBS)が手を組み、昨年に続き小児がんの啓発活動を実施しています。この活動は、子どもたちを支えるための「世界小児がん啓発月間」に合わせて行われ、不二家のキャラクター、ペコちゃんがゴールドリボンを身につけ、小児がんへの理解を深めるためのメッセージを送ります。
小児がん啓発月間とは
9月は「世界小児がん啓発月間」とされ、世界各国で小児がんに対する意識を高めるためのさまざまなイベントが開催されます。小児がんは、14歳以下の子どもたちにとって大きな脅威であり、年間で約2,500人が新たに診断されています。この啓発月間には、各国でゴールドのリボンを掲げたり、名所をゴールドにライトアップしたりすることで、支援を表明します。
不二家と共に
今年も9月1日から30日まで、不二家の洋菓子店とレストランの48店舗で、ペコちゃんがゴールドリボンのバッジを着けることで、啓発活動を広める役割を果たします。この取り組みは、経営と社会変革を学ぶ学生たちの力を借りて進められ、地域の子どもたちをサポートすることを目的としています。
実施店舗情報
今回のキャンペーンは、東京都と神奈川県にある不二家洋菓子店及び不二家レストランの合計48店舗で行われます。具体的な店舗リストには、アトレ川崎店や池袋東武店などが含まれています。訪れる際には、ぜひペコちゃんの姿を見つけて、彼女からのメッセージを受け取ってください。
小児がんの理解を深めるために
小児がんには特定の疾患名はなく、白血病や脳腫瘍、リンパ腫などが含まれ、0歳から15歳未満の子どもたちに影響を及ぼします。日本では、14歳までの子ども430人に1人ががんと診断されるこの現実に、社会全体で向き合う必要があります。このキャンペーンは、小児がんの認知を広めたり、支援の重要性を伝えたりする貴重な機会です。
キャンサーネットジャパンの役割
キャンサーネットジャパンは1991年に設立され、がん患者を支えるための情報発信や啓発イベントを行っています。彼らのミッションは、患者が自分の意思で治療に臨むことを支援することで、希望を提供することです。近年は、がんに関するイベントや教材の開発、教育活動も行っており、小児がんを含むすべてのがん患者をサポートしています。
小児がん啓発キャンペーンは、ただのイベントではなく、未来を担う子どもたちに希望を与えるための大切な活動です。不二家とCNJの取り組みを通じて、多くの人々が小児がんへの理解を深め、一緒に支えていく力となることを願います。