タカノが挑む革新的な車いす用クッションの世界
2024年9月6日と7日、兵庫県姫路市にあるアクリエひめじで開催される「第26回 日本褥瘡学会学術集会」にて、タカノ株式会社が出展します。タカノは、長野県上伊那郡宮田村に本社を置く企業で、様々な分野で革新的な製品を展開してきましたが、今回は医療現場に焦点を当てた出展となります。
展示される注目の製品
タカノが今回は特に力を入れているのが、車いす用クッション「タカノクッション MOLA(モーラ)」です。このクッションは、快適な座りごこちと姿勢の安定性を追求するために独自の設計が施されています。具体的には、床ずれや姿勢崩れを防ぐための新しい形状が特徴で、衛生面にも配慮した洗えるアウターカバーと、清拭可能なインナカバーが採用されています。
さらに、クッションの材料には切断面のないモールドウレタンとラテックスの組み合わせが使用され、高耐久性を誇ります。この特性により、利用者に長期間にわたる安心感を提供します。
もう一つの注目商品
また、タカノの定番商品である「タカノクッション wipe R(ワイプアール)」も展示されます。こちらは防水仕様で、失禁などの汚染を防ぎながら清潔に使用することが可能です。複数の硬さのウレタンフォームが組み合わされており、体圧分散と姿勢保持を同時に実現する設計となっています。長年にわたり支持されているクッションで、さまざまなニーズに応えることができます。
圧力分布を可視化する新技術
タカノが提供する圧力分布センサシステム「Azwil(アツウィル)」も注目のアイテムです。このシステムにより、車いすや寝姿勢の圧力分布をタブレットやPCでリアルタイムに可視化することが可能です。これにより、使う人に最適な姿勢を提供する支援ができます。Wi-Fi通信とバッテリー駆動のワイヤレスセンサーで、ユーザーの所有する端末を用いて、測定結果をその場で確認できる利便性が魅力です。
タカノの企業理念
タカノ株式会社は1941年に創業し、製造業から新しい分野に挑戦する企業へと成長してきました。「製造業から『創造業』へ」という理念のもと、オフィス家具やエクステリア製品、そして医療・福祉関連商品など、様々な分野で革新的な技術を取り入れた製品を展開しています。タカノは、社会のニーズを見極めながら持続的な成長を追求し続けています。
結論
「第26回 日本褥瘡学会学術集会」におけるタカノの出展は、医療業界における新しい技術や製品を広める貴重な機会です。タカノクッションをはじめとした新製品たちが、利用者の生活をより良くするための一助となることを期待しています。ぜひ、現地でその革新を体験してみてください。