2026年卒の就活実態
2025-07-11 11:27:32

2026年卒の内々定状況と就職活動の実態を探る調査結果

2026年卒の内々定状況と就職活動の実態を探る調査結果



株式会社マイナビが最近発表した「マイナビ2026年卒 大学生キャリア意向調査」では、内々定保有率や就職活動におけるエントリー社数の傾向が明らかになりました。調査結果は、就職活動を行う学生たちの動向を深く理解する上で非常に重要なものです。

調査概要と主要結果



調査は2025年6月25日から30日までの間に行われ、全国の大学生および大学院生を対象に実施されました。全体で1,801名の有効回答が得られ、その中には文系・理系の学生が含まれています。内々定率は82.8%で、前年と大きな変化は見られませんが、活動継続率は35.6%と依然として厳しい状況が続いていることが報告されています。

特に注目すべきは、文系と理系の学生間での内々定の所持状況です。文系学生の内々定保有率は81.4%に対し、理系学生は85.1%と、若干の差が見られます。しかしこの差は、前回調査からは縮小しています。活動継続者が減少した背景には、就職活動を終える学生が増えたことがあると考えられます。

エントリー社数の増加



この調査結果の中で特に注目されるのが、エントリー社数の増加です。4月から6月までのエントリー社数は過去5年間で最も多い28.5社に達しました。この現象は、企業の採用選考が早期化している影響や、学生の活動が活発になったことを示唆しています。

前年までの傾向では、2月までエントリー社数が増加するものの、3月以降は減少していました。しかし、2026年卒については、4月以降の活動が活発になり、多くの学生が就職先を求めて行動に移っています。この変化は、特に長期インターンシップの普及や、企業の早期選考に起因していると考えられます。

内々定社数の見込みについて



また、調査では3月上旬時点での内々定の見込みが平均2.6社であったのに対し、6月末の内々定保有社数は平均1.8社と明らかな乖離が見られます。この差は無理な活動を強いられる学生たちの姿を浮き彫りにしています。具体的には、内々定を持ちながら活動を続ける学生の参加意欲が増しており、選考を受ける社数も平均3.9社に達しました。

学生の就職活動の未来



調査担当者は、内々定率が高いにも関わらず内々定社数が期待より少ない中での就職活動が進んでいるとコメントしています。特に、内々定保有者が自らの価値観を重視し、納得のいく選択をするためには、多様な情報が必要です。今後も、企業の選考時期が分散化する中、学生は自己のキャリアにおいて好選択をすることが求められます。このような状況の中、マイナビは引き続きキャリアに関する情報を提供し続ける活動が期待されます。

まとめ



マイナビのキャリア意向調査は、2026年卒業予定の学生たちが直面する就職活動の実態を浮き彫りにしました。内々定率やエントリー社数の変化は、学生の活動が活発化していることを示していますが、同時にその中に潜む課題も明らかになりました。今後も、学生たちは自身のキャリアを築くために、柔軟な思考と積極的な行動が求められます。


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会社情報

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株式会社マイナビ
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東京都千代田区一ツ橋1丁目一番一号パレスサイドビル
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